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投稿日:2003年04月25日 (金) 20時15分
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かずおさんから、「むささびワールドU」に以下の書き込みがありました。
こちらのテーマにしたいとおもいます。 みなさん、どしどしご意見、ご感想をレスしてください。
******************** しん先生 皆さん こんばんは。 今日の夕刊に国立国語研究所の「外来語」委員会が 25日に開催され第一回最終報告として62語を 取り上げ言い換え案を公表したそうです。 このうち定着度(13,000人調査)で75%以上の 人が理解し、使用に問題がないとされたのは3語のみ だったそうです。インパクト(衝撃)、ケア、 デイサービス(日帰り介護)だそうです。 そのほかガイドライン→指針、 インフォームドコンセント(納得診療)、 ケア(手当て、介護)、デリバリー(配達)、 セカンドオピニオン(第二診断)、バリアフリーは 「障壁除去」→「障壁なし」、ライフライン (生命線→生活線)などが主なものだそうです。 しん先生の専門分野なので差し出がましい ようで恐縮ですが私の感想を述べてみます。 以上に例示したうち興味ある外来語は インフォームドコンセントが「納得診療」に言い換え られたことは納得したいのですが、以前に医学会で 「説明と同意」と訳語を決めたいきさつがあるが、 国語研はこれを参照したのであろうか。 しかし「説明と同意」がどこか直訳調なのに対して、 この納得診療のほうが日本語としてこなれて普及 しそうな気もする。しかし慣れ親しんだカタカナ語の 「インフォームドコンセント」との争いになり、 結局カタカナ語が生き残ったりしないだろうか。 日本人はカタカナ語に弱い傾向がある。 デイサービスは確かに介護保険制度のの普及に伴って かなりの方が理解できるカタカナ語になったようだ。 もうひとつ気になるのはセカンドオピニオンである。 確かに文字通りには二番目の意見で病気の診断時に 患者さん、家族が別の医師の意見を聞く場合のことを 意味しているのだが、果たしてセカンドにただ単に 二番目という意味を込めているかが問題になる。 その他の複数の意見もセカンドに含めているという ことはないだろうか。現実には患者さん、家族心理 としては3人の医師に意見を聞いて心の中では多数決を とりたがっているようなところがある。 バリアフリーが障壁除去から障壁なしに変わったのは 除去が名詞形ととられて不都合があったことが想像 される。「障壁なし}となると状態を示す形容詞的な 使われ方のような気がする。 しん先生 素人が勝手なことを言ってすみません。 素朴な印象をお話しました。先生の意見をここか、 あるいは「ことばの講座」でもいいですからお聞かせ ください。外来語はこのようにして訳されて定着を図るのでしょうが、カタカナ語のままで残すかが常に問題となりますね。長文失礼。 |
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