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投稿日:2003年04月12日 (土) 13時08分
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これは昨日(平成15年4月11日)の静岡新聞夕刊の「窓辺」という随筆コラムの耳慣れないタイトルでした。 筆者は静岡市出身の心療内科医師でした。 全文引用は著作権問題が絡みそうなので 出典を明示したうえで必要な部分だけ引用させていただく。 「医者の一言で患者さんは天にも上れば地にも落ちる。 だから言葉は大切である。ひょっとしたら医者の言葉は薬よりも 効果があるかもしれない。 ・・・・そしてそれ以上にその言葉を発する医師の人柄も同様に 治療効果があるとされる。これを「治療的自我」という。」 ネットで検索してtherapeutic selfという原語(英語)の 日本語訳であることを知った。 「治療的自己」と翻訳している文献もあった。 しん先生 「言葉は大切である。」の行はまさに「ことばの講座」が目指していることではないでしょうか。 しん先生にぜひ紹介したい文章でした。 この際自我でも自己でもどちらでもいいような気がしますが しん先生ならどちらの翻訳語(「自我」か「自己」)を 採用しますか。 自我は哲学的な言葉ですが,用語は学術用語だから難しくても いいような気がして、私なら自我の方を選びます。 自己は自分自身というような軽い意味になって分りやすいけれども 自己(医師)の存在の意味が薄くなるような気がする。 |
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