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投稿日:2003年04月11日 (金) 16時32分
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「ぼける」を見出し語にして辞書〈新明解国語辞典:三省堂〉を 引き始め、関連後を次々と引いて以下の言葉を調べ出した。 「ぼける」:惚ける・呆ける・耄ける・恍ける 「ほける」 「ほうける」:呆ける 「とぼける」:惚ける 「ぼける」:暈ける→ピンボケ→ピント暈け 「寝ぼける」:寝惚ける 「とぼける」:と・ぼける→惚ける,恍ける 「おとぼけ」:お・とぼけ→お惚け 「もうろく」:耄碌(耄はもと八十・九十、碌は役にたたない) ただピンボケで使う暈けるは他の言葉の「ぼけ」関連語とは 違う意味である。 ぼける・とぼけるの差は「と」でこれは接頭語である。 「ぼける」は「ほける」・「ほうける」から由来し、漢字として 呆・恍・惚が当てられた。これに接頭語の「お」がついて 「おとぼけ」できた。また痴呆の痴は元は(正しくは) 「やまいだれ」の下に疑を書いて痴とした。白痴、音痴などと 使う。「しれもの」は痴(れ)者と書き、ばか者、阿呆の 意味である。「たわけ」は「戯け」と書き、「たわけ者」とは 「ばかもの」の意味を持つ。「ばか」は馬鹿と書き、これは中国の 古典(?)に由来するらしい。 馬鹿に他の字を当てる莫迦、馬稼、破家は借字という。馬鹿は雅語(洗練された和語、俗語の反対)形容詞の「はかなし」の語根 (はか)の強調形である。 暇な爺が調べた上記のことにつき馬鹿馬鹿しいなどといわずに 何かコメントをください。
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