投稿日:2003年04月09日 (水) 17時23分
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「ほじる」「ほじくる」が出たついでに よく講談などで講釈師が「遠からん者は音にも聞け。 近くば寄って目にも見よ。我こそは・・」 「耳の穴かっぽじってよく聞けよ。」 などというときに使う「かっぽじる」は手元の国語辞典の見出し語 にはない。インターネットで検索すると「かっぽじる」は方言で 「堀り起こす」の意味があるとある。似たような言い方に 「かっぽじく」「かっこじる」などがあり、かなり広い地域に 分布しているようだ。この「かっぽじる」は「かっーほじる」が 「かっぽじる」に変化したと推測される。 となると俗語の「ほじる」を強調して生じたのであろう。 「かっ」が強調語になるかということになるが、 似たような言葉には「飛ばす」を強調して「かっ飛ばす」がある から理解しやすい。この「かっ飛ばす」は見出し語として辞書に 収載されているが、「かっ」は辞書の見出し語にはない。 「かっと」ならあるが意味が違う。 「ぶっ飛ばす」という言葉もあるがこの「ぶっ」は「ぶつ(打つ」 らきていると考える。「かっ」は強調語だと思いますが手元には もう資料がない。ここで言語学者かずおはお手上げです。 しん先生 助けてー。 「かっ」は強調語(接頭語)ですか? |
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