投稿日:2006年09月11日 (月) 21時45分
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今回の路地裏のテーマは「0」についてでした。数字の読み方と言えば,私はNHKが「2人組」をニニングミと言うのが気になっています。私自身はフタリグミと発音するからです。 NHKは,『ことばのハンドブック』(放送文化研究所編,NHK出版協会,2000年に買ったときは1845円+税)という本を出しています。いわばアナウンサー向けの内規を本にしたものです。 その中に,数字としての0は一般的にはレイと読むとあります(p.295)。ただし,「ゼロ歳児」や「ゼロシーリング」の場合はゼロだそうです。マルやトビは使わないようです(p.299)。 冒頭の「2人組」に関しては「2人前」「同行二人(お遍路さん,弘法大師さまと2人連れ)」などはニニン,「二人連れ」はフタリとあります。「2人組」はニニングミでもフタリグミでもいいようですが,実際に聴いているとニニングミですね。たぶん,「3人組・4人組」に合わせたのでしょう(「1人組」はありえない)。加えて,「二・二六事件」は○ニーニーロクジケン,×ニーテンニーロクジケンとあります。 「日本」をニホンと読むかニッポンと読むかなど,ほかにも苦労がしのばれます。約2000円は安いと思いました。 |
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