投稿日:2006年01月29日 (日) 19時00分
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みなさま,こんばんは。 路地裏の「ズベ公」ですが,むささび先生の公式解説を待てずに,米川明彦先生の『日本俗語大辞典』(東京堂,2003)を引いてみました。「すべた」から,「公」は接尾語とあります。接尾語「公」は「先生」を罵って「先公」という類いで,語頭が濁音化するのは悪い意味を持たせるためでしょう(例:「ずれる」「ばれる」)。 「すべた」は淫売の意味ですが,語源はポルトガル語espadaで,カルタ用語で点にならないカス札をさすとのこと。たぶん,高い花魁(おいらん)ではなく安い夜鷹(よたか)をさす隠語から始まったのでしょうね。 してみると,「男性に積極的な女性」という使い方は,「この売女(ばいた)!」とののしる類いの使い方だと思います。「売女」も,今は通じないかな? 中島みゆきの歌にあるんだけど。 最後に分からないのはなぜスペードの札がカス札なのかですが,これは「うんすんかるた」のルールを調べないと分からないので,ここで調べるのを止めました。 |
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