投稿日:2006年01月01日 (日) 14時23分
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みなさん、あけましておめでとうございます。 新春のお題でひとつ。「あらたまの」といえば「年」に係る枕詞で、 あらたまの年たちかへるあしたよりまたるゝものは鴬のこゑ(和漢朗詠集) のように使いますが、平安時代初期の百科事典『和名類聚抄』には、「璞」という漢字の訳に「あらたま」とあります。「璞」とは、掘り出してまだ磨いていない玉のことのようですので、「あらたま」とは「新玉」「粗玉」の意味になります。 たぶん、玉の緒(命)を通す新しい玉の意味でしょう。 2006年という新玉が皆様にとって良き玉でありますように。 |
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