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投稿日:2004年12月01日 (水) 14時53分
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路地裏の「がしんたれ」に関連して、江戸時代の用例を。 式亭三馬『浮世風呂』(文化6(1809)〜)に、「かみがたすぢの女」が、江戸女のお山さんに向かって、「上(上方)の者の目から見てはトトやくたいじやがな。自慢らしういふことが皆へこたこじや。じやによつて江戸子はへげたれじやといふはいな」と言っています(岩波古典大系p.133) また、同じ人が「夜さり毎(ごと)に腹痛でづつないはいな」(同p.130)と言っています。 三馬の認識では、「へげたれ」「ずつない」は上方の人間が使って不自然は無かったのでしょう。 今でも使うのかな?
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