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投稿日:2004年03月27日 (土) 17時36分
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難しい質問ですねえ・・・。でも「だの」は原則、「人」には使えないんじゃないでしょうか。「物」か人間以外の「動物」に限られるのでは?もし使うとしたら、かなり「見下した感じ」になりますね。 また「だの」は、いくつかある中から、ある意図で統一されたものの代表を選んだという感じで、「だの」でつながれた前後のことば(もの)は「同じ種類のもの」です。 これに対して、「やら」は、たくさんの種類・バラエティがあることを示すためにピックアップされたものなので、「やら」で結ばれたことば(もの)は、違う種類のものでなければいけない、と思います。具体的に設問について考えていきましょう。 1、梨と柿は、種類は違うが同じ「秋の果物」なので、「だの」。でも種類が違うということに着目するなら「やら」でもいけるかも。 2の哲学と社会学は修理のバラエティを示そうとしているので、「やら」。でも「だの」は、見下した感じを伝えることも出来るので、哲学や社旗あがくをばかばかしい、という意味で使うなら「哲学だの社会学だの、役にも立たないベンキョウをした」などの文脈で「だの」も使える。 3は「だの」かな。 4は「だの」は使えない。人なので「やら」。 5はご馳走になったことに感謝の意を込めれば「やら」。たくさんご馳走になったという意味で。 ここまでは「だの」「やら」でつながれているのは、すべて「名詞」ですね。 次の6は「湯を沸かす」「人を呼ぶ」という文章をつなぐケース。この場合は、行為のバリエーションはこのほかにもいろいろとあったでしょう。そのうちの一部の例示なので「やら」でしょう。 7の「寒い」「怖い」という形容詞。これは「子どもの不安な心情」の葛藤を描いているので「やら」。多様性を示すというよりは、不安の要素であるところの心情の種類を並べ立てることで、その不安の深さを表すことが出来る。 8は、文の表す行為の内容に”否定的な”文章。だから「だの」が適当。 9はカギカッコに入るべき「あの人」の発言を直接引いている。文章のないように対して、この日とは否定的なので、つなぐのは「だの」。 10は、9と同じで「だの」。そういったことを言う友達に対して否定的な見方をしていることも想像される。この文章を書いた日とはその友達が結婚するかしないかといったことに関して関心がない。よって否定的で「だの」。 11も発言内容と取れるし「不平ばかり言っている」ことに否定的。だから「だの」。 12、上司とおぼしき3人の役職者をバカにしているのであれば、「だの」。でも原則「やら」。ここでは「役職名」が並んでいるが、これが単なる「役職名」ではなく「人」をさしているのは明白。 13は、名刺に書かれている肩書きは一つのはずなのに、それを覚えていない。会社の名前も「どこそこの」と覚えていない。これはこの名刺の人を「バカにしている」「見下している」ので「だの」。指しているのも「人」ではなく「肩書き」。「肩書き」というものを見下しているともいえる。 14は「ダイビング」「観光」。このほかにもいろいろと楽しんだのでしょう。そのうちの一部を例示しているので「やら」。 15は「だの」。9,10,11と同じような使われ方。
ということでどうでしょうか? あー、」しんどかった。 |
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