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投稿日:2003年06月21日 (土) 10時33分
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手元の大辞林によれば「様」は名前につけて尊敬の意味を表す。 殿は大昔は関白殿などのように目上に用いられたが、 現在は目下に対してやや事務的・公式的なもの用いることが多く 目上への私信には使わないとあります。 したがって私は手紙(私信)では尊敬の意味を込めて相手が目上であろうと目下であろうと名前の下に様をつけている。 一方事務的文書などでは殿(多くは目下へ)をつけている。 またある病院で病室の入り口の壁の入院患者さんの氏名札に名前の次に従来は殿を慣用的につけていたが、ある看護師さんが殿は 目下に使う言葉だから殿を廃止して尊敬の意味を込めて様に改める べきだと主張して婦長さんがその意見を取り入れたと聞いた。 またその病院では職員の接遇用語の見直しで○○さんという外来 での患者さんの呼び込み時の呼称を○○様と改めることにしたと いう。 質問:1)手紙での様、殿使い分けは上のような使い分けで よいか? 2)確かに手紙なら殿は目下への言葉かもしれないが病室の名札は 慣用的な(事務的な)殿の使用を様に置き換えるまでもないような 気もするがいかがなものであろうか? 3)様のほうが「さん」より丁寧で尊敬の意味を込めて呼称して いることになるかもしれないが、丁寧すぎる言い方はかえって 相手に違和感を与えるという微妙な感覚もある。 個人的には慣用的に従来から使ってきた「さん」でいいのでは ないかという意見を持っているがいかがであろうか? |
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