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ことばの講座

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[1003]単語の種類 投稿者:のびちゃん

投稿日:2003年05月10日 (土) 12時24分

先生、初めまして。
私は金沢大の教育学部2年生で日本語学・日本語教育学・日本文化学を学ぶ者です。
今回は非常に浅はかな質問ではありますが分からないことがありましたので書きました。

学部の講義の一つで語彙について学ぶものがあります。ここでは「おうふう」の「ケーススタディ 日本語の語彙」というテキストを使っております。この中の「単語の種類1」という項の最後で分からない、というか思いつかない記述がありました。ここでは単語の種類をa類・b類の二種類に区分しています。前者は主語・補語・状況語になるもの、いわゆる体言で後者は述語になるもの、いわゆる用言であるという区分です。このことに関する説明文の最後に、以下のような記述があります。
《「<まどの>ガラス」「<ゆっくり>あるく」のように、a類が連体的な形式に、b類が連用的な形式にかざられるという、かざられかたの違いによっても、a/b類は区別される。(a類で連用的にかざられる例外的なばあいをかんがえてみよう。)》
上記の中で、最後の()内の文の示す具体例が思いつきません。正確には思いついても、上記()内の文の示す定義の範疇がよく分からないのです。たとえば「および腰」「押っ取り刀」のような語がここに含まれるのでしょうか?乱文ゆえ、よく分からない質問で申し訳ありません!

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[1004]投稿者:のびちゃん
投稿日:2003年05月10日 (土) 12時31分
追記ですが、自分で挙げておいてなんですが、「および腰」「押っ取り刀」は語そのものの意味としては、名詞であっても用言的な意味を持つ語ですが「連用的にかざられる」ということとは違うような気がしますし・・・。お答えよろしくお願い致します☆

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[1007]投稿者:のびちゃん
投稿日:2003年05月11日 (日) 14時39分
本人ばかりが何度もレスをつけて申し訳ありませんが、もし具体例を思い付く方がいましたらぜひ教えてくださいねー。

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[1009]はじめまして♪投稿者:うさこ
投稿日:2003年05月13日 (火) 10時56分
のびちゃん こんにちは〜♪はじめまして うさこです。☆

のびちゃん、私の息子も金沢大学なんです。だから何とかお答えしたいのだけど、なんか質問が難し過ぎて・・・。(-_-;)
もう少し簡単な質問なら答えてあげたいのだけど、ごめんなさいね。しんさんの答えを待ってみましょうね?(*^^)v

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[1010]投稿者:むささびとびのしん
投稿日:2003年05月13日 (火) 21時15分
のびちゃん、初めまして。うさこさんこんばんは。

のびちゃん、これはなかなか難しい問題ですね。
決して浅はかな質問ではないですよ。
名刺が連用的なかざりを受けるのは語彙的な意味が用言的なのでしょうね。
名詞の語彙的な意味で用言的なものが何か? これを考えてみましょう。
また、実体を表す名詞でも、述語に使われると、実体性を失って、状態や性質を表すようになることがあります。
例)男はみんなオオカミよ。
  男はみんなすごくオオカミよ。
この両面から考えてみましょう。

うさこさん、息子さんも金大生なんですね。
数年前に金大に集中講義に行きました。
12月、雪が積もっていましたよ。
現地で長靴を買いました。

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[1011]梅一輪投稿者:メグパパ
投稿日:2003年05月13日 (火) 21時18分
梅一輪一輪ごとの暖かさ

「あいつはおれのイッコ下だ」の一個はどうでしょうか。

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[1012]投稿者:のびちゃん
投稿日:2003年05月13日 (火) 23時25分
みなさん、ご返信ありがとうございます。良い例がありましたらぜひ引き続き教えていただけると嬉しいです。

うさこさんは外大の学生さんですか?息子さんはどの学部にいらっしゃるんですか?

先生、お答えありがとうございました。
語彙的な意味で用言的なもの、これを考えることは同時に名詞の多義表現としての比喩表現を考えることにも結びつきますよね?先生のお答えをもとにまた例を考えてみようと思います☆

先生は以前集中講義でいらっしゃったんですね!教育学部の講義ですか?
ちなみに私は愛知県出身です。昨年の冬は大学一年生として金沢で初めての冬、雪国の冬を体験しました。北陸の冬を何年も体験すれば無条件で精神的に強くなれそうな気がしました(笑)
余談ですが今週末の国語学会、まだ学部2年生ではあるのですが金大教育学部の日本語学の教授について初めて参加します。今年は大阪が会場ということで、先生も参加されますか?

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[1013]投稿者:むささびとびのしん
投稿日:2003年05月14日 (水) 15時27分
メグパパさん、のびちゃん、こんにちは。

メグパパさん
〉梅一輪一輪ごとの暖かさ
〉「あいつはおれのイッコ下だ」の一個
「一輪ごとの」は連体的な形式によるかざりの例ですね。
「一個」は、その前の「おれの」が連体的な形式によるかざりですので、「一個」もどうようの形式だとみなすことになると思います。

のびちゃん
「ずいぶん子どもだ」とか「かなり政治家だ」とかが該当するかな、と、思われます。述語の機能にしばられた意味ですね。

金沢大学での集中講義はたぶん3年前の12月、年内に雪が降った年、教育学部で行いました。
国語学会にいらっしゃるんですね。
ボクも参ります。お目にかかれますね。
先生は近藤先生ですか、加藤先生ですか。

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[1016]投稿者:のびちゃん
投稿日:2003年05月15日 (木) 05時02分
先生へ

時間的におはようございます、ということになりますね。
先生が出された例文、自分の中でかなりしっくりきました!
僕としては「私の目は、かなり釘付けだった。」「彼は非常に鬼だ」<釘付け><鬼>のような例を考えました。さらに思いをめぐらせてみようと思います。

学会ですが、加藤先生と共に参ります。加藤先生には1年生の頃から個人的に色々とご指導を受けており(実は僕自身が大学入学前から将来的に日本語の研究をすることを目指していることから)昨年から今年の学会に連れて行っていただけるという話をしておりました。
是非会場で先生にお目にかかりたいです。先生に気付いたらお声をおかけしますが、もし先生が加藤先生をお見かけしたらお声をおかけください。加藤先生と基本的には共に行動していると思います。楽しみにしております!

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[1017]投稿者:むささびとびのしん
投稿日:2003年05月15日 (木) 13時56分
のびちゃん、こんにちは。
「非常に鬼だ」はぴったりだと思います。
「かなり釘付けだ」も面白いです。「釘付け」はニ格支配ですね。

学会で目をこらしましょう(笑)。
ボクはこんな感じです。
http://homewww.osaka-gaidai.ac.jp/~koyano/Images/koya-P.gif

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[1018]投稿者:のびちゃん
投稿日:2003年05月15日 (木) 19時25分
写真までアップして頂き、嬉しい限りです!

さて、長々とレスが続いて申し訳ありません。
上記の件について再度考えていたのですが、例えば先生に出していただいた例「かなり政治家だ」という文において「かなり」という連用的な修飾語が「政治家」という体言をかざっています。ただ厳密には「かなり」はコピュラである「だ」を含む「政治家だ」を飾っており、この「政治家だ」は正確には「体言」ではないですよね?連用的な形式の修飾語が厳密に体言のみを飾るような例というのは存在するのでしょうか?僕も考えてみてはいるものの、なかなか思いつかないでいますが・・・。

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[1022]投稿者:むささびとびのしん
投稿日:2003年05月16日 (金) 22時51分
のびちゃん、こんばんは。
〉連用的な形式の修飾語が厳密に体言のみを飾るような例というのは存在するのでしょうか?
体言が最も体言らしい振る舞いをするのは、文の主語や目的語になるばあいですね。このばあい、連用修飾語を受ける可能性はゼロだと思います。
しかし、体言は、文中で状況語や連用修飾語や述語として機能します。
「連用的にかざられる」ということからすると、体言が体言らしさを失って、言い換えれば、実体性を失って属性性とでも言いましょうか、叙述の性格を帯びてくるのだと考えられます。

イマイチすっきりしない説明ですが、また考えてみようと思います。



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