これは母校の広島県広島市のN高校の話です。当時僕は科学部の部員として一週間後の文化祭へ向け、連日夜おそくまで実験や資料収集に追われていました。確か3日前くらいだったか、顧問や化学の先生方もお帰りになって僕は一人、化学実験室に残りシャボン玉の実験を続けていました。そんな時、途中、妙な気配を感じてきました。廊下にも当然誰もいません。それから気晴らしに研究室を出て自販機にいって帰ってきたのですが、実験室の前で白いモヤモヤを見たのです。ただ巷でいう幽霊というやつだったのでしょうが、不思議と怖くならなくてじっと見ているとすぐに消えていきました・・・それからでしょうが、行きずまっていた研究が成功し、おかげで最後の文化祭は大成功に終わりました。僕、思うんですけど幽霊とか悪霊とかいろいろ好き勝手に言っていますが、彼らだって生前いろいろ大変できっとそっとしてほしいはずです。悪いのはそんな彼らを遊び半分でもてあそぶ我々ではないでしょうか?それで呪われた、とか騒ぐのは自業自得というやつだと思います。