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ジストニアの診断基準について |
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From:まぁ
掲示板の皆様、初めまして。まぁと申します。
私はギター弾き(エレキ)だったのですが、以下の様な症状が10年程前に出てきました。
@6弦→1弦に上昇方向(ドレミファソラシド)に弾くときに弦移動が発生しますが、そのときに小指(6弦)→人差し指(5弦)移動時、中指が指板を押さえ込んだ状態になり、上がりずらい(この時中指は伸び気味です。) A1弦→6弦に下降方向(ドシラソファミレド)に弾くとき、中指→人差し指の移動時、人差し指が指板から少し浮いた状態で、人差し指で押弦するのが難しい。この場合も、中指が強く指板を押さえ込んでいる状態。
今、某高級ホテル内にある病院の先生に診てもらっているのですが、先生曰く「ジストニアでは無い、ジストニアはすぐわかる」と仰ってました。
とはいうものの、海外のfocal dystonia関連のサイト等を色々見ていたら、本当にそういいきれるのか不安になってしまいました。
そこで、お詳しい方がいたら教えて欲しいのですが、ジストニアでは無い(ジストニアである)と診断する境目というのは、明確な根拠が何かあるのでしょうか。
以上、長文失礼致しました。
2007年08月06日 (月) 18時48分
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Re. |
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From:すずめ
まぁさま。はじめまして、こんにちは。
構造上の理由で腱が癒着して、演奏障害が起こる場合もありますが、多くの場合、無痛で、怪我をしている訳でもないのに、楽器演奏に限って症状が現れる場合、99%がジストニアと思われます。進行すると、演奏以外でも支障をきたすこともあります。
2007年08月06日 (月) 20時42分
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From:パパゲーナ
基準は難しいですね。結局、他に原因が見当たらないとジストニアの可能性が大きい、という判断になるのだと思います。友の会の会報に、腱鞘炎との見分けが載っていた気がしますが、やはり炎症がない、痛みがない、ということ、職業性の場合は一定の動作においてのみ症状が出る、ということが基準だと思います。 他の病気じゃないからジストニアと診断してるのかな、と思うところもあります。医学的な根拠はまだ定かでないと思います。
ところで、その先生はたぶん私が通っていたところですが、私は怪しいと思い止めました。ジストニアじゃない、とは言うけれど、じゃあ何?という明確な診断が無いのではないですか?生理水みたいな点滴に高額な治療費を請求されました。熱が出たときに近所の内科で同じ点滴を受けましたが数百円でした。3回ぐらい注射と点滴をすれば治る、と言われましたが、6回ぐらいやっても治りませんでしたよ。
2007年08月06日 (月) 22時14分
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すずめ様、パパゲーナ様 |
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From:まぁ
お返事頂き有難うございました。
>すずめ様 自分の場合、仕事でPCを使うことが多いのですが、以前はギターの時と同様に薬指→人差し指の移動時に中指が伸びてしまうことがありました。今では良くなっている様な気がします。ギターの弾けない具合も、10年前とさほど変化ないように思われますが、この病気は必ず進行する性質を持っているのでしょうか。
>パパゲーナ様 場所の確認なんですが、溜○山○にあるところで宜しいでしょうか。今度ギターを持っていって実際に弾いてるところを診てもらって、その結果次第で判断しようかと思っています。因みにパパゲーナ様は、現在はどちらの病院にご通院されてるのですか。差し支えなければ教えていただけないでしょうか。
2007年08月06日 (月) 23時05分
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私の経験では |
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From:たくま
私の場合手の不調が感じられるようになってからかなりの期間(10年ほど)、有名な整形外科を次々と訪れていました。その際レントゲン、MRI、CT、血液検査などをしていただいたのですが、結果は異常なしでした。去年の暮れに東京女子医大の平孝臣先生の診断を受けた際は何も検査はしませんでした。5分ほど私が過去から現在までの経緯を話し中指と薬指が分離しにくい旨を実際に指を動かして説明したところ、「それは脳を病根とするジストニアにほぼ間違いないと思います。字がかけなくなる書痙もジストニアの一種といわれています。もしお望みでしたら脳手術をして治して差し上げます。」と挨拶を交わした五分後にはもう手術の話が出てきました。私は検査をしないうちに話がどんどん進んでいくのでびっくりしましたが、結果的に平先生の診断が他のどの整形外科医が下した診断よりも正しいものでした。なぜならその3ヵ月後に脳手術をした結果ジストニアによる手の動かしにくさはおおむね治ったからです。
私の母親は看護婦をしておりますが母に言わせれば「医者というのは何かと自分が学んだ自分の専門領域に関する病名をつけたがる」とのことです。
N.Y先生は人工神経の分野では第一人者ではありますが、脳の病理についての専門家とはいえないでしょう。同じく横浜市大の酒井先生も手のメカニカルな構造などを研究されているようですが(宇都宮大学工学部の先生でもあり手を工学的分野から研究をされている)脳の病理の研究者とはいえないでしょう。今の医療制度の欠陥は第一段階は「広く浅く」知っているお医者さんに診断してもらい第二段階として「狭く深く」知っているお医者さんにバトンタッチするべきなのにいきなり「狭く深い」知識のお医者さんのところに行きまったく見当はずれな診断をされてしまうことでしょう。 ここにきて事態を重く見た厚生労働省も動いているようです。 http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20070430ik02.htm
2007年08月06日 (月) 23時39分
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たくま様 |
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From:まぁ
お返事頂き有難うございました。お蔭様で、今後の治療の方針について深く考える良い機会となりました。(因みにN.Y先生です。)平先生のホームページにて確認したところ、脳外科処置としては破壊術とDBSがあるようですが、たくま様はどちらを選択されたのですか。
この手術で一番怖いのはやはり後遺症/合併症だと思うのですが、そちらは如何ですか。
自分の場合は、職業として音楽家をしている訳でもなく、ギターが弾けなくなったことで自分の一番大切なものの一部が損なわれてしまったことには間違いないのですが、脳外科手術のリスクを考えると、やはり真剣に考えないと、ですね。
何れにしましても、貴重な情報有難うございました。平先生の掲示板でも質問してみたいと思います。
2007年08月07日 (火) 08時57分
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手術について |
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From:たくま
脳手術の件ですが、私は破壊術のほうで手術をしていただきました。大雑把に言って局所性ジストニア(体の特定部のみ動かしずらいもの)については破壊術、全身性ジストニア(体全体が動かしにくくなるもの)についてはDBSが行われるようです。手術の後遺症と合併症に関しては手術を考える人の誰もが気にする点だと思います。この点について私は極秘情報をもっております。もったいぶるわけではないのですが、ことの性質上公にはしないほうが望ましいことが絡んできますので、まぁさんのメールアドレスを教えてください。私のメールアドレスは quran@hotmail.co.jp です。 ちなみに私が作ったジストニアのホームページはhttp://music.geocities.jp/tutumi22392000/index.htmlです。
2007年08月07日 (火) 21時09分
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たくま様 |
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From:まぁ
度々ご回答頂き、誠に有難うございます。
この掲示板の皆様には、たくま様をはじめとして親身になって色々とご教示頂いており、誠に感謝しております。
私のメールアドレスですが、E-mail欄に記述させて頂きましたので、お手数ですがそちらの方にご連絡頂ければと思います。
僭越ながら、たくま様のホームページも拝見させていただきたいと思います。
以上、ご回答頂いた皆様へ 本当にありがとうございました。
2007年08月07日 (火) 23時34分
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N,Y先生について |
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From:たくま
海外留学までして生物の神経について専門的に勉強されたN.Y先生が「あなたの神経は損傷している⇒だから神経を修復するメチコバールを処方しておきましょう」というのは一番ありうるストーリーです。どうやらうちの母親の話もまんざら嘘ではないようですね。そのうちに「人工神経に入れ替えたらいい結果が出る可能性があります」という話に発展していくかもしれません。どうかそのときはご注意ください。 まぁさんのメールアドレス宛にメールを入れておきました。
2007年08月09日 (木) 00時30分
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