本日、先負。
今日から本格的に学校がはじまります。
本日の授業はゼミ、１個だけです。大抵の授業は教室で行われますが、このゼミは先生の研究室にて行われます。
先生の研究室に来るのは、これで２度目。でも１度目は教科書を取りに行っただけ。きちんと中に入ったことはなく、どんな研究室なのか色々と想像をめぐらせながら、今日は行ってきました。
可愛い小物いっぱいの、ものっそ乙女でメルヘンな研究室だったらすごいなー、とか。
獣道が出来上がってるくらい、小汚く散らかってたらどーしよー、とか。
けれども中に入ってみたら、想像に反して意外と普通……
……では、ありませんでした。
とにかく本の山山山山！それも全部一貫して中国に関するものばかり。その中でも一際目を引くのが、妖怪や怪異にまつわる伝承を書いた本の多いこと。ほかにも中国の花言葉を取り扱った本、中国の諺などなど。
す。
すげー宝の山……！
思わず目玉をキラキラと輝かせてしまいました。もー垂涎モノな本がいっぱいです。周りに人がいなかったら、変な生き物になってたこと確実。
うわーうわーネタになりそうな本がいっぱいーと、しげしげと眺め回していたら、先生から見てもいいよ、とのこと。
喜々として授業が始まるまでの間、読ませていただきました。
ですが。やはり短い時間では満足しきれません。
なので、授業が終わった後、先生に思い切って頼んでみました。
「あのー…ここにある本、借りていったら駄目ですか？」
ちゃっかりＯＫを貰って参りました。
ただ、以前も生徒に本を貸したことがあるそうなのですが、返してもらえなかったことがある、とのこと。それも１万やら２万やらする本を。
それでも先生は、そのことを笑顔で語ってらっしゃってました。
……う、器が違う……
いや、むしろ少しは気にして下さい。めっさ泥棒じゃないですか！
先生のおおらかさに若干の不安を懐きつつも、本を借りてきました。『怪異・きつね百物語』というやつです。もう既にネタにしたくて仕方が無い。授業が始まる前にパラ見した、中国の諺の本も面白かったー。チャイニーズ系キャラを作る時のネタになりそう。
とりあえず、今年は先生の研究室の本を借りまくろうと企んでいます。先生、今年で定年だし。
……あ、定年ってことは、あの研究室にいるのも今年で最後、か。
あの膨大な本、いらないのあったら是非とも私に買い取らせていただきたい。
原価でもいいっスよ！
……なんだか資料本がますます増えそうな予感が……(--;)
