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Glamorous Line⑱予告編続き
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投稿者:Phewshin
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(2005年07月09日 (土) 00時10分) |
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「296」の続きです。
{ 【愛社精神に燃える 天知茂と沼田曜一】
映画界全体の不振と あいまって、 新東宝再建の前途は なかなか容易では ないだろう。
だが、大蔵氏に かわって代表取締役に選ばれた山梨専務は、
他資本の導入は仰がない。 今後は優秀な独立プロにスタジオを貸し、 共同制作の形で良心的な作品を つくることも考えている。
など抱負も大きいようだ。
新しい新東宝の誕生を一番喜んでいるのは、 “竹の子会”“躍進会”に所属している若い俳優たちだ。
“竹の子会”は専属契約者のグループ、 “躍進会”は一般契約者の集まりだが、 この会の熱心なリーダーの天知茂は、 「今ほど愛社精神が高まったときは ありません」 と力強く語る。
天知茂は新東宝の十年選手。 テレビやラジオへ生活の手段を求めることは あっても、 他社への移籍は全然考えていないそうで、 演技力ナンバーワンと いわれる沼田曜一も同じ意見だ。
大部屋の人たちも新しい組織に期待を よせている。 ただ、さしあたって撮影本数が へるのは 寂しい気がする という。
十二月八日、三ツ矢歌子と結婚する小野田嘉幹監督は、 二人そろってストに参加した。 小野田監督にとっては、 公私ともに新生活へのスタートを きることに なるせいか、 表情が明るい。
新東宝のホープさん、ハンサムタワーズの四人男も、 一日も早くカメラの前に立ちたいと 口をそろえて いう。 いままでは、企画といえばエログロの一本槍、 さきに脚本が できて 演技者が割りあてられた。 今後は、俳優の個性を生かす方向に なるでしょう
と、口をそろえて 撮影再開の日を待っているようだ。 }
と、在りました。 後、2回分位です。
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