| [79] 夫以外の子を中絶 |
- はる
先日2回目の中絶をしてしまいました。 しかもどちらも夫以外の子供です。 私はモラルは強いはずだったのに、なんとなく人生を自分の意志でうまく決められなくて満足できず、流されていくうちにいつのまにかどうしようもない正直ではない生き方をするようになっていました。そして、親には何も相談できなくなっていました。一度恋愛を反対されてから親が怖かったし、私が好きになる人と親の認めそうな人は違っているとわかっていました。どう選択すれば自分が楽で幸せと思える生き方ができるか頭でわかっていながら、心ではそこから逃げ出すことばかり考えていました。小さい頃から行動ではなく空想の世界で現実から逃げてほっとしていました。それが、いつしか現実に道を外れていくようになってしまっていました。 私の判断力が成人になっていなかったのがそもそもの原因だと思います。 私は誰かに愛されたいという心の隙や現実の平凡な幸せを幸せと思えない気持ちや、過去へのこだわりからうまく人生を楽しめないところがあります。
前回の相手との破局後は一度は心を入れ替えて夫とやり直そうと思ったのに、夫とうまく触れ合えず、夫のトラウマを理解してあげられず、前の相手への引け目から夫との生活を大切にできず、そのうちにまた現実からにげてしまい、心の隙ができて繰り返してしまいました。
本当は今度こそは産みたかったのです。嬉しかったし、年齢的にも、夫とのセックスレス状態からも、もう産めないかもしれないと思ったし、ひとりでもとにかく子供の顔を見たいと本当に思いました。責任を自分で取ろうと思ったのに結局はおろしてしまい、今失ったものの大きさに強烈な後悔を感じています。
中絶を決め、手術を受けたときは、相手とは別れて今度こそ夫とやり直す、夫をこれ以上苦しめない、私が正しい生き方をする最後のきっかけだと決心したのに、相手の出生に関する複雑な秘密を告白されたり、跡になって本当は生む選択もあったようなことを言われていっきに気持が落ち込んでしまいました。 初めは信用していなかった相手を信じなかった自分を悔やむようになりました。 中絶費も私が払ったくらいお金も決断力もなく、泣いてばかりの相手ですが、話すうちに、いつしか子供を中心に家族のような感情を抱いてしまっています。別れ話は保留中ですが、相手は私の決断に任せると言っています。 おろしてしまった後悔から、自分はやはり責任を取るべきだ、幸せなんか選びたくないと思うようになっています。 どんなに間違っていてもやはり子供はかわいいし、欲しい。もう一度戻ってきてくれるのならどんなにいいかと思います。 手術前にどうして直前でもやめる決断をしなかったのだろうと思います。 最後まで子供を守れるのは母親だけだと改めて感じています。
今回は母に相談しました。産める訳がない。おろして夫とやり直すべき、はやく次の子供をつくるべき、相手が悪人でなかっただけありがたいと思って、きっぱり縁を切りなさいという意見でした。常識では考えられないことだといわれました。すべてもっともだと思います。母が怒らなかったことがとてもありがたかったです。
私ひとりだとどうしても訳のわからない決断をしてしまいます。昔から自分で決められませんでした。
でも、相手が悪人であるとは私には思えません。一番悪いのは私だから、でも、私は誰に対して責任をとればいいのだろうか。また、逃げ出したくなっています。 私は精神的に問題があるのかもしれません。
夫は二度の妊娠、中絶を知りません。 前に一度恋愛をして、関係をもったことだけは話しています。長期間の私のわがままに耐えて待ちつづけてくれた夫は夫として優れた人だと思います。
母は、私が今夫と別れたらもう後はろくな相手と出会わないし、転がる一方だ、水商売に進むだろうといいます。
私は幸せから逃げたいのか、どうしたいのか混乱しています。
( 2002年03月21日 (木) 00時16分 )

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