今瞳を閉じたら
全て消えてしまいそうで
今瞳を閉じたら
何もかも持って行かれそうで
今瞳を閉じたら
誰も居なくなっていそうで
今瞳を閉じたら
僕が僕ではいなくなる気がした

夜は怖い
このまま眠りについたら
きっともう明日は来ない
今日のような同じ朝は来ないような
・・・そんな気がするんだ

耳に残る君の声
肌に感じた君の温もり
心に刻んだ君への思い

あぁ　どうか僕の眠りを
妨げないでくれ
いつまでもこのままずっと
君の優しさ感じていたい

「好き」
ただそう言いたかった
「愛している」
今更言っても
もう、遅い

君へのこの気持ち
この言葉はただの言い訳に聞こえる
「愛していた・・・」

救えなかった
僕は守りたいものがあった
救うことが出来なかった

僕は結局何をしていたのだろう
分かっていなかった
君は苦しんでいたのに
気づくのが遅かった
気づいたときにはもう、手遅れだった

花は綺麗に咲き誇り
鳥は僕に話しかけ
風は僕を優しく包み込み
月は僕を明るく照らしてくれる

花は美しいけど話し相手にはなってはくれない
鳥は自由だけれども帰れる場所が無い
風は季節を運ぶけどあの人の声を運んでくれない
月は僕をただ見るだけで何もしてはくれない

花のように素直なままの自分を
鳥のように何にも縛られず自由に
風のように新しく
月のように輝かしく

花は美しいけど話し相手にはなってはくれない
鳥は自由だけれども帰れる場所が無い
風は季節を運ぶけどあの人の声を運んでくれない
月は僕をただ見るだけで何もしてはくれない


by.花葬-kasou-

愛していた・・・君を深く愛していた

いつまでも僕の側で変わらず見せてくれた笑顔
このままずっと君を僕のものに出来たならば
僕は願った

そう想ったのもつかの間
僕は結局何をしていたのだろう
全ては泡のように消えてゆく
残るのは君の温もり　君の最後の涙

君はあの夜何を想って涙を流した?
僕を想って泣いたのか
それとも後悔して泣いたのか
きっと・・・両方かな・・・

愛しさと悲しみの混じる涙
赤く血に染まった夜
涙は甘い甘い蜜の味


ＢＹ.花葬-KASOU-

僕らは一体
何のために創られたのだろう
きっと退屈だった神が暇つぶしに創った
駒の一つなんだ

僕らはどうして生まれたのだろう
きっとたった一人の君に出会うために
生まれたんだろう

僕らは願ったんだ
強く　強く　願ったんだ
何億年も時を越えて

僕らは空っぽの器に心を持ち
君に恋をした

優しいんだね・・・
こんな僕のことを
こんなにも想って心配してくれるなんて
でも、僕は君にしてあげられることは
何も無いんだ・・・
何も・・・

-行き先-

僕は何処へ向かっているのだろう?
行き先が分からぬままただ歩いている
何をしたいのか、何をしなきゃいけないのかも何も分からずただ
我武者羅に前へ進んだ

その先には一体何がある?
この何も無い世界をひたすらに歩けばいつかは
君の居る世界にたどり着けるのかな?

大きな心ってどんな心?

何でも言うことを聞いてくれて欲しいもの全部くれる

そうじゃなくって、きっと

優しく見ていてありのままの私を受け入れてくれる