| (239) 万年最下位チームの逆襲記〜第16話〜 |
投稿者:名鑑引受人(元兵藤洋平)
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先週はすいません、うっかり忘れてました。(反省) というわけで本編。 飛行機での移動が終わり、バスに乗り込み、本拠地の苫小牧に戻ってきたオーシャンズナイン一同。 さすがに飛行機での移動が堪えたのか、全員、バスの中ではぐったりとしている。 本拠地の近くに有る寮についた。 『よし、解散!明日はちょっと早めに集まってくれや、軽めに練習しておこうや』 『ウイッス!お疲れさんでした!』 各々が寮に散っていく。時間は18:30。 『どうするかな、ちょっと出かけてくるかな』 こういったのは水無月である。 『よし、行って来るか』 そういうと水無月は寮に入らず、そのまま街に向かって歩き出した。 歩く事数分、 『おばちゃん、久しぶり』 『ん?ああ、誰かと思えば、水無月のよっちゃんじゃないかい、元気にしてたかい?』 『うん、まあね』 『今日は、何を買いに来たんだい?』 『ある程度、高校生の時に買えなかった、CDを買っておこうかな、と思って』 『そうかいそうかい、そういえば、あんた『これ欲しいなー、あっ、これも欲しい』とか言いながら2時間くらいいたこともあったっけかねえ・・・』 『それは言わないでよ、おばちゃん』 『まあ、のんびりして行きな、営業時間、ほんの少し延長したんだよ、1ヶ月ほど前にね』 『ありがと、おばちゃん、ゆっくり見ておくよ』 そういうと水無月は、邦楽アーティストコーナー、クラシックコーナー、アニメソングコーナー、ジャズコーナーとそこにあるコーナーをすべて満遍なく見回った。 そうして見続けること30分、『よし、買うか』と水無月がつぶやいた。 『おばちゃん、これおくれ』 「あいよ」 ピッ、ピッ・・・ バーコードを読み取る音だけが店内に響き渡る。 『あいよ、こんなもんだけど、持ち合わせはあるのかい?』 『うん、それなりにね』 レジの上には、邦楽アーティスト物のCDを始め19枚。 『しかし、本当に大きくなったねえ・・・あんたも』 『そんなに変わってないよ』 『いや、あんたは背は伸びとらんが、なんかこう、精神がだいぶ据わってきてる、プロに入って、なんか一皮向けたみたいだね・・・』 『一言余分だけど、まあそんなところかな』 『ほら、カードだしな』 『あれ?まだこれ使えるの?』 『おやおや、ボケちゃったのかい、まだ使えるよ』 『んじゃ、はい』 『はいよ、また来たくなったら来なさい、私もあんたの活躍してる姿を見たいけど、何せ、私一人で切り盛りしているから、で用にも出られなくてねぇ・・・』 『そういえば、そうだね、いつ頃から一人でやってんだっけ?』 『2,3年位前からかねぇ・・・』 『頑張ってよおばちゃん、俺はここに来るのも楽しみの一つなんだから』 『あんたに言われなくても頑張るって』 『それじゃおばちゃん、俺帰るね』 『楽しんでやりなさいよ、あんたの険しい顔してプレイし取るところは見たくも無いからね』 『(笑)分かったよ』 『また来なさい』 水無月は店を出た。 『フゥ、やっと欲しかったのを買うことができた・・・そうだな、まだ門限まで時間あるし、もう少しうろついてみるかな』 そういうと、水無月は一人、街の中へ消えていった・・・ さて、明日からのアタッカーズ3連戦、どうなる事やら。
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2003年03月22日 (土) 19時57分 |
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