| (231) 男たちの闘い〜第3話 |
投稿者:秘打・花のワルツ
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「バッターは河田に代わりまして益田。バッターは益田。背番号30。」 なんと監督の益田が打席に向かう。 草野球チームにめったに監督はいない。 もともと益田は選手だった。しかし、高校時代の投げすぎからか、腰痛、肩・ひじの痛みに苦しみ始めたのは1年ほど前。 しかし、野球が好きだ。その思いから監督になったのだ。 打席に向かうとき益田はこういった。 「実は家で練習していたんだ。毎回楽しんで野球してるお前らがうらやましかった。たとえ体が壊れようとも、打ってくる。」 「やはり、あの人の野球に対する情熱は今も昔も変わらないな。」 と高来は言った。 初球のスライダーをうまくセンター返し。 シングルヒットだ。 もちろん代走が出る。 代走は山本。 池内、松山は四球を選び満塁。 高来、カルロスは三振、二飛(インフィールドフライ)でツーアウト。 次のバッターは西居。 三遊間に打球が転がる。ショートが飛びつくも届かない。 サヨナラだ。 こうして秘打・づらは悲願のJBC出場権を手に入れた。 その日の夜、祝勝会が行われた。 何が行われたかはあえてここでは触れない。(書けないだけですw)
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2003年03月03日 (月) 19時34分 |
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