謎の黒い影が現れた。 ■■■「さぁ、私の力を授けよう。私はあなた方の勇気に負けた。私の力を使うがよい。」 YU&怪速球「・・・うぅ〜ん。」 YU「ここは・・・・どこだ?」 怪速球「おそらくココは、城の外だ。」 YU「当たり前じゃん・・・。城の中だったら俺たち死んでるし・・・。でもどうやって抜け出せたんだ!?」 ピカ〜〜ン・・・・黒い影が現れた。 ■■■「こんにちはデス〜。私はあなた方を助けた、えら〜〜い精霊さんデス〜。感謝するデス〜。」 チャキ〜ン【YUは剣を手に取った】 YU「名乗れ!」 ■■■「助けてくださった人に対する態度じゃないデス〜。私の名前は氷の精霊『氷神』デス〜。」 怪速球「何で氷の精霊が城の中に居るんだよ。」 氷神「蘇らせちゃったのはあなたデス〜。あなたがファイアの呪文で私の氷を溶かしたんデス〜。そもそも魔術師さん、何で城に放火したのデスカ〜?」 怪速球「放火じゃねえよ。あれはだな・・・・・・・って言うことがあったんだよ。仕方無いじゃんか。」 氷神「セカンドって・・・、魔の鏡を持っていた奴デスカ〜?」 怪速球「そうだけど・・・何でそんなこと聞くんだ?」 氷神「よくあなた達、セカンドに狙われて生きていますね・・・。」 怪速球「まっ、オレのおかげだな。」 氷神「正確には私デス〜。セカンドは元々、光の精霊だったんデス〜。でも魔の鏡に魂を吸収されたんデス〜。魔の鏡に魂を吸収された者は鏡の言いなりになってしまうんデス〜。」 YU「じゃあ、セカンドはあの鏡に操られているってことか!」 氷神(そのまんまデス〜) YU「セカンドだろうが鏡だろうが知ったことじゃない。奴のせいでオレのプライドはズタズタだ。叩きのめしてやる!」 氷神「それは無理デス〜。どんなにあなたが強くても鏡で召喚した戦士には勝てないデス〜。」 YU「やってみなくちゃ分からないじゃん。」 氷神「どうしても勝ちたいなら、勝つ方法はひとつだけありマス〜。それは、五つの精霊を集め、魔の鏡の効力を消し去ってもらうのデス〜。五つの精霊とは『火の精霊、炎神』『水の精霊、水神』『雷の精霊、雷神』『氷の精霊、氷神』『闇の精霊、黒神』デス〜。」 YU「そいつらを集めれば奴に勝てるのか?!」 氷神「少なくとも互角に戦えマス〜。」 YU「よし、さっそく精霊を探しに行こうぜ、怪速球。」 氷神あわてる 氷神「ちょっと待つデス〜。精霊を蘇らすには魔法をかけなくてはだめデス〜。炎神には氷を・・・、雷神には水を・・・、水神には雷を・・・、黒神には全ての魔法をかけないとダメデス〜。でも、そこの魔術師はファイアしか唱えられないデス〜。」 怪速球「悪かったな。(努」 氷神「怒らないでくださいデス〜。そこの剣士さんは私と一緒に炎神を探しに行きマス〜。その間に魔術師さんには他の呪文を唱えられるようになっておいてくださいデス〜。それじゃ出発デス〜。」 怪速球「ってもう行くのかよ!逝ってらっしゃい。(努」 氷神「字が違うデス〜。」
〜第五章〜終
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