| (262) 久しぶりのデート |
投稿者:救急戦士
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今日は、忍術学園の休校日で、皆家に帰っていた 久しぶりの休みで、きり丸は、土井先生とアルバイトをしていた 「なあ、きり丸」 「何、先生」 「お前には、彼女といないのか」 「え、彼女って」 「乱太郎にはトモミ君、しんべえにはおシゲ君がいるように」 「うん、彼女ですか」 「そうだ、ユキ君はどうだ」 「えー、いいっすよあんな怒りんぼう」 「そうか」 「誰が怒りんぼよ」 「あ、ユキちゃん」 「久しぶりにあったのにそりゃないでしょ」 「何かよう?」 「何かようって、先週約束したでしょたまにはデートしてあげるから今度の休みに土井先生の家に行くねって」 「あ、そうだったけ」 「もう、本当にお金のことしか頭にないんだから」 「ごめん、でも、今アルバイト中だし」 「そのてんなら、大丈夫、皆来て」 「え」 ユキが呼んだのは、乱太郎、しんべえ、トモミ、おシゲだった 「皆アルバイトを手伝ってくれるって」 「君達いいのかい」 「え、きり丸のデートですから」 「しょうがないな、じゃきり丸いっておいで」 「はい」 「じゃ、行きましょう」 「うん」 きり丸とユキのデートは、こうして始まった。 「ねえ、何処に行こうか」 「ユキちゃんの好きなところでいいよ」 「うん、ねえ、きり丸、私」 「え?」 「何でもないわ」 ・・・如何して素直になれないんだろう・・・ ユキは自分で思った。 デートをしていると言う事は、自分がきり丸の事を本気で好きだからなんだろうと、しかし、きり丸は気付いているのだろうか 「じゃあ、簪買ってよ」 「うん」 そして、仲良く会話をしているうちに、外も暗くなっ来たのである 「じゃあ、そろそろ帰るよ」 「うん」 元気のないユキに気付いたきり丸は一言 「今日は楽しかったよ、俺、本当は自分が怖かったんだ 家族を失い家を失った、けど友達は出来た。だけどだめなんだ 本当に欲しいのは、自分を支えてくれる大切な人 今は土井先生が助けてくれるけど、卒業したら、もう会えないかも知れない、だから怖かったんだ、ねえ、ユキちゃん」 「何」 「俺は失うかもしれないけど、聞きたいんだ」 「うん」 「俺、きり丸は、ユキちゃんの事が好きです、卒業しても 一緒に暮らしてくれますか」 「きり丸、だめよ」 「え、ダメなの」 「それだけじゃ、だめ」 「じゃ」 「卒業しても、結婚しても一緒に暮らしてあげる」 「ユキちゃん」 「きり丸」 二人は、抱きしめあいながらキスをした これが、二人の気持ちである
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2003年07月11日 (金) 17時51分 |
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