最終章 どんな時代にも終わりは来る
…蝗「これでキルア氏は終わったな。」 帝「その通りですな。」
蝗氏と帝氏の軍が、キルア氏の領地に向って軍を進めて入る所だった。 帝氏は元々キルア氏の家来だったが、寝返って蝗氏の軍についたのだ。
蝗氏の家来「蝗様、大変です!!」 蝗「どうした。」 家来「竹輪氏が軍をつれて後から追いかけて来ています!」 蝗「居るのは竹輪氏だけか」 家来「そうです」 蝗「そうか…。」 帝「蝗殿、私がここに留まって竹輪氏を討ち取ります。」 蝗「わかった。」
…このころ、ちょうど竹輪氏に駒輔氏が合流し、○は&神威氏も出発したところだった。 -------------------------------------------------------------------------------
帝「…………」 家来「帝様、来ましたよ。」 ドドドドドドドド... 竹輪氏の軍が突撃してきた。この時点で帝氏は竹輪氏がここ数年で急速に力をつけている事も知らなければ、駒輔氏が加勢していることも知らなかった。
竹輪「帝殿、そのお命頂戴する!突撃だ!!」 帝「随分と無鉄砲なやり方だな…皆の者!!迎え討て!」
しかし、帝氏の軍は明らかに破られていた。
帝「何!?」 帝氏の家来「帝様、お逃げになられて下さい!」 帝「駄目だ。それでは蝗殿に顔向けができん!!」 しかし、もう遅かった。駒輔氏の軍が帝氏の後ろに潜み、帝氏を捕らえるチャンスを狙っていた。 やがて、家来が帝氏と少し離れた。 と同時に駒輔氏自身が短刀をものすごい速さで投げた。 短刀は見事家来に刺さり、家来はその場に倒れた。 帝「何者だ!?姿を現せ!!」 すると、駒輔氏が帝氏の背後に現れ、一瞬のうちに縄でぐるぐる巻きにしてしまった。 ちょうど、帝氏の軍勢が白旗をあちこちで揚げ始めた所だった。 帝「私もこれまでか。それなら早く私の首を取るがよい。」 駒輔「い〜や。あーたの首はとらねぇ。捕虜になってもらうだけだ。」 帝「…そうか」 ちょうどそこへ神威氏が到着した(話ができすぎ;) 神威「お、竹輪殿、やったか?」 竹輪「ああ^^」 神威「そうか。では先に進もう。」 駒輔&竹輪「了解!」
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蝗「何!?帝殿が捕らえられた!?」 家来「その模様です。」 蝗「しかも神威氏と駒輔氏までいるとは…よし。早くキルア氏の首を取るしかない。」
数時間後、蝗氏の軍勢はキルア氏の軍の正面に陣を敷いていた。 そして、戦は始まった。
戦国至上例を見ない大規模な戦いだ。しかし、蝗氏のほうが有利に見えた
キルア「くっ…私はこの程度の力しかなかったのか…」
蝗氏が最後の突撃を命じた時だった。
??「あっぶね〜!間に合ってよかった。みんな迎え討ってくれ!」
大量の軍勢が左右の茂みから飛び出してきた。そう、○はの軍勢が到着したのである。 ○はわ神威氏や駒輔氏と途中で別れを告げ、先にキルア氏のもとへ走ったのだ。
○は「よっしゃ!隙さえあれば誰でもおいしいトコ取ってくれ!!」 蝗氏と○はわしばらく戦い続けたが、やがて蝗氏も捕らえられた。 その時は、蝗氏は前方にキルア氏、○は、左右に竹輪氏と駒輔氏、後ろに神威氏と 四方を囲まれてしまっていた。
蝗「私の首を取るなら早く取ってくれ。」 駒輔「だから首はとりませんよ。」
○は&神威「キルア殿、我々と一緒に幕府を開きましょう。蝗氏も一緒に」 蝗「!?」 神威「あなたはとてもすばらしいお方です。幕府を開くにはあなたや帝氏の力が必要です。」 キルア「…そうですね。どんな時代にも終わりは来ます。でも、その時代をできるだけ長く続けさせるには実力者は必ず必要です。」
蝗「…わかった」
-------------------------------------------------------------------------------- こうして戦国の世は終わりを告げ、この先310年続く「史記米幕府」(しきまいばくふ) の始まりだった。「どんな時代にも終わりは来る」このキルア氏の言葉は今にも残る 有名な言葉であるのは言うまでもない。
完
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