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  ありがとうございました  ウミガメ 
2010/04/01 14:09  [返信]
長いこと、不真面目は生徒で申し訳ありませんでした…!!
俳句の世界、まだほんとにかじり始めたばかりですが、
奥の深い、興味深かいものでした。

「上級編」のイメージがある「切れ字」についても興味津々なので
また継続して作っていきたいと思います。

●幼子の声も晴れ晴れ桜月

先月、3歳と1歳の男の子がいる友人宅へ泊まりました。
お散歩日和の春は、なおさら元気に遊んでいました。
みているだけで楽しくて、ほのぼのとした気分になりました。
  大変勉強になりました  らんちゅう 
2010/03/30 23:53  [返信]
懇切丁寧なご指導をありがとうございました。
夏から秋、冬と巡り春を迎えるまで、四季をしみじみと感じる
ことができた日々でした。
また、お陰様で朝日新聞の俳壇は欠かさず切り抜き、目を通すのが
週明けの楽しみになりました。
俳句は本当に難しいと痛感しますが、先生のおっしゃる通り
恥をいとわずに今後は作っていきたいと思います。

もうすぐ庭の海棠の花が咲き始めます。
毎日眺めていて思いついた一句です。

庭先の海棠のよな紅さす娘

  ありがとうございました  海雀 
2010/03/07 21:34  [返信]
萬坊先生、いたらぬ生徒で申し訳ありませんでした。
結局、意思の疎通がうまくいかなかったんだと思ってます。反省しております。お忙しいところ、いろいろありがとうございました。
最近、花粉症で苦しんでおります。空気清浄機を買ってしまいました。

春の雪食後の薬忘れをり (はるのゆき しょくごのくすり わすれをり)
もうすぐお彼岸だというのに、この寒さはいったい…
  これからのこと。  萬坊 
2010/02/26 12:58  [返信]
月謝なしの勉強会はどちらも甘えがあって、うまくいかないことがわかりました。
なにしろ、俳句は多作多捨、いっぱい作ってください。とりあえずは、朝日新聞の俳壇を勉強の指針としてください。四人の先生の方向性がそれぞれ違っていることが、勉強になります。
ここの掲示板は三月いっぱいで閉鎖します。それまでは俳句が出来たら、投句して下さい。気付いたことがあれば、書き込みます。
  雪と冬三日月で  虎魚 
2010/02/09 17:10  [返信]
ぺちゃぴちゃと都会の雪の情けなき(ぺちゃぴちゃととかいのゆきのなさけなき)
冴ゆし朝空切り裂くる鎌在りし(さゆしあさそらきりさくるかまありし)
  萬坊 
2010/02/17 15:41  
Re:>ぺちゃぴちゃと都会の雪の情けなき

情景の報告になるので「情けなき」と言い切らない方が良い。例えば、

 ぺちゃぴちゃと銀座の雪の楽しけり

とすれば、情けない中を雪を楽しむ風景となります。


>冴ゆし朝空切り裂くる鎌在りし

「切り裂く鎌」と詩的表現に努力がうかがわれますが、俳句の大前提「韻」が大切。なめらかにウタわなくてはならない。(ウタウ=歌う謡う唱う詠う)同じ内容で推敲してみると、例えば

 冴ゆる夜やひとふりの刃のごとし  刃=やいば

とすれば、句またがりながら、なめらかな音読ができます。
  今更ですが明けましておめでとうございます。  ウミガメ 
2010/01/25 18:09  [返信]
季語入りが命題になると、とたんに難しく思えてきました…。

夜明けまで灯りの消えぬ新年会(よあけまであかりのきえぬしんねんかい)
コート内びっしり着込みて早歩き(こーとないびっしりきこみてはやあるき)
コタツ下猫らのために迷い足(こたつしたねこらのためにまよいあし)

口語を避けるのは意外に難しいものですね。私だけ?
助詞の使い方も自信がありません。もう少し勉強します。
  萬坊 
2010/02/01 21:47  
Re:三句とも少し説明的になっています。この説明の内容をいろいろ表現を変える訓練をすると、格段にレベルアップします。
例えば、コタツの句、 ねこのためこたつで小さく動きけり としても、内容に大差はありません。こういう努力を重ねるこだと思います。
  新年あけましておめでとうございます  虎魚 
2010/01/13 13:52  [返信]
新年の季語で詠みました。「細やか」な表現がされておりませんが・・・
破魔弓に希をこめて戴きし(はまゆみにのぞみをこめていただきし)
注連飾りプラスチックの赤映えり(しめかざりぷらすちっくのあかはえり)
初場所で引退の日に新記録(はつばしょでいんたいのひにしんきろく)
  萬坊 
2010/01/18 03:03  
Re:見たこと感じたこと、幅広い視点からの作句は良いことです。作りっぱなしにしないで、二三日にらんで、推敲をしましょう。

>破魔弓に希をこめて戴きし
 希=のぞみ と読ますことに無理があります。望でしょう。

>注連飾りプラスチックの赤映えり
 俳句は詩です。プラスチックの赤に「詩情」を感じたとしても、少し表現を考える必要があります。例えば、この句を参考にして注連飾りを詠むと、、

   香るかに梅の造花の注連飾り  
   注連飾る少し離れて腕を組み
   小さくも藁香しき注連飾り

>初場所で引退の日に新記録
 「で」「に」などの助詞を使うと口語(話し言葉)に、あるいは説明的になります。俳句では極力使わない努力を。
  今年もよろしくお願いいたします  ぐるくん 
2010/01/09 21:45  [返信]
曇る窓開けて眩しい雪の朝

白き野に小さき足跡雪兎

しんしんと想い重なる雪の夜

辛い日も木枯らしの中路を行く

鍋囲む湯気の向こうに笑う顔





  萬坊 
2010/01/13 01:18  
Re:写生の中に発見があり、その調子で数多く詠んでください。

 白き野に小さき足跡雪兎   これでは答えが出ています。 
 白き野に小さき足跡雪の朝  とすれば、おや何かと なります。

 辛い日も木枯らしの中路を行く   この表記は
 つらい日も木枯らしのなか路を行く とすれば少し判読が変わります。

一読で与える世界、細やかな表現が必要になります。一文字もおろそかにしてはなりません。

 木枯らしや我が重き足押しすさぶ  萬坊
  明けましておめでとうございます  らんちゅう 
2010/01/03 23:05  [返信]
本年もよろしくご指導お願いいたします。

ひっそりと垣根にひとつ帰り花

白菜を漬け込む祖母の襷掛け


前回の課題”オノマトペ”を使った句ですが、どうしても
作れませんでした。投稿できず申し訳ありません。
どれもこれも説明調になってしまうことに悩んでいます。
  萬坊 
2010/01/06 17:50  
Re:よろしくお願いします。
俳句は何度もいうようですが、多作多捨、駄句で良いから
いっぱい作ることからです。恥をいとわない。

 A ひっそりと垣根にひとつ帰り花
 B 白菜を漬け込む祖母の襷掛け

Aは上五の「ひっそり」がすでに「帰り花」の本意にあることなので
省略してもよい言葉です。ここへ帰り花と対比するもの
あるいは、時間、空間的なものが入ると句が大きなると思います。

Bはこのままでも結構ですが、「漬け込む」動作にかわって、
漬け込む前の情景があると、もっと良くなると思います。たとえば

  白菜を積みあげ祖母の襷掛け

とすると、白い白菜の尻と、やるぞの祖母の姿が浮き上がります。

        俳々倶楽部    萬坊
  良いお年を  海雀 
2009/12/28 19:41  [返信]
日向ぼこ小さき母の指のしわ
(ひなたぼこちいさきははのゆびのしわ)
てぶくろの親指の先余りけり
(てぶうろのおやゆびのさきあまりけり)
年の暮障子を破る音のあり
(としのくれしょうじをやぶるおとのあり)

先月、テレビでちあきなおみ特集をやってました。
そのなかに「冬隣り」という歌がありました。
秋の季語ですが、じつのきれいな季語ですね。

みなさま、今年もお世話になりました。良いお年を。
  萬坊 
2009/12/29 01:16  
Re:>日向ぼこ小さき母の指のしわ
「母」と「しわ」が少しつき過ぎ、か。たとえば
力なく指くむ母の日向ぼこ

○てぶくろの親指の先余りけり

>年の暮障子を破る音のあり
「年の暮」「障子」は共に冬の季語「年の暮れ」に変わるものを再考かと。

>先月、テレビでちあきなおみ特集をやってました。
>そのなかに「冬隣り」という歌がありました。

去年ちあきなおみのNHKの特番を録画しました。
「矢切りの渡し」を聞くためです。音が悪いですがYou Tube でも見られますね。
  海雀 
2009/12/31 10:29  
Re:また、季語が重なってしまいました。ちょっと気を抜くとダメですね。ありがとうございました。
今日、NHK BSで夕方の5時から、ちあきなおみの番組があります。再放送ですが、ご覧になってはいかがでしょうか。
  冬の季語  虎魚 
2009/12/22 17:25  [返信]
カラオケの画でしか知らぬ波の華(からおけのえでしかしらぬなみのはな)
指冴ゆて洗濯ばさみまた落とす(ゆびさゆてせんたくばさみまたおとす)
寒椿軍の将に葉の兵士(かんつばきいくさのしょうにはのへいし)
鮟鱇は唐揚げも好し鍋も好し(あんこうはからあげもよしなべもよし)
四時半に街燈活きる冬至かな(よじはんにがいとういきるとうじかな)
怖さより出会いたいなあ雪女郎(こわさよりであいたいなあゆきじょろう)
ラグビーを見る時いつものウイスキー(らぐびーをみるときいつものういすきー)
酉の市和服の襟が目に留まり(とりのいちわふくのえりがめにとまり)
鍋焼きに小ライス付け大満足(なべやきにしょうらいすつけだいまんぞく)
  萬坊 
2009/12/29 00:37  
Re:一句選ぶとなれば

酉の市和服の襟が目に留まり

この句でしょうか。写生には発見があるものです。写真で見た象と動物園で見た象には大きな違いがあることを考えてみればわかります。
  ■課題■#07 冬の季語で作句   萬坊 
2009/12/17 23:12  [返信]
冬の季語を入れて作句してください。五七五で区切らないで一行でお願いします。一人何句でもかまいません。

質問ひとりごと提案などはいつでも書き込み可です。
  次いきますか。   萬坊 
2009/12/17 02:44  [返信]
全員参加しないのでためらっていますが。
次へ進行しようと思います。

「そうめん」が夏の季語でないのは、そうめんは元来年中食べるものでした。デパートの中元セールでの宣伝で夏の冷そうめんが定着しました。この辺に時代とともに季語の違和感があります。
  そうめんとオノマトベ  虎魚 
2009/12/09 17:15  [返信]
そうめんは季語には無いようです。
夏の季語に「冷麦(ひやむぎ)」「冷素麺」「冷索麺」「索麺冷す」がありました。
ぎらぎら日冷素麺ずるずると
  ガリガリと木くずまみれで賀状書き  ウミガメ 
2009/12/04 15:06  [返信]
つつつつつ熱燗すすむ郷の宴

ふかふかと丸まる猫はひなたぼこ


またしてもだいぶ遅くなり恐縮です。

早め早めに準備して、版画で年賀状を出してみたいものですが
いつも切羽詰まった大晦日くらいに書き始め…。ダメですね。

個人的に日本酒は冷やの方が好きなのですが
気分が出るのは熱燗でしょうか。まぁ、おいしく飲めれば幸せです。

猫がまるまって昼寝できるような、縁側がある家、理想です。
  ウミガメ 
2009/12/04 15:15  
Re:冬の季語に「賀状書く」があったのですが、これは「賀状刷り」と変化させてもよかったのでしょうか? (版画なので)
ちょっとした言葉づかいで季節が違うことも多いので、「書き」にしておきましたが。。
  萬坊 
2009/12/06 02:07  
Re:ガリガリと木くずまみれで賀状書き→ ガリガリと木くづまみれで賀状彫る

「賀状」が季語なので、これでも可。しかし、同じ情景を詠みながら推敲すると

さっさっと馬連動かし賀状刷る   馬連=ばれん と 刷るで版画とわかる。

ほんのりと賀状の版画かをり立つ  版画が板なのか、刷上がりかがあいまいか。

賀状彫る版画の板の馥郁と     香りをあいまいに「馥郁」とした

賀状彫る一刀の板馥郁と      一刀が版画の最初の彫りをイメージさせる

  御岳渓谷にて  虎魚 
2009/11/30 17:38  [返信]
ざっざざっ落ち葉の群れを選び行く
わざと行くざっざっざっと落ち葉道
これどっちがどうでしょうか?
  萬坊 
2009/12/06 02:04  
Re:例えば

>ざっざざっ落ち葉の群れを選び行く → ざっざざっ落葉ふみ過ぐざっざざっ

>わざと行くざっざっざっと落ち葉道 → ざくざくと落葉の先に落葉かな
  あらばしりなら。  桧扇貝 
2009/11/28 11:38  [返信]
ご無沙汰してしまいました。
久々に訪ねたら、「あらばしり」の語が。
これは作らずにはいられません。

ほとばしる きらめき一条 あらばしり

あれ、でもオノマトペがテーマなんでしたっけ?
オノマトペ要素がなくてスミマセン。

あらばしりは、醸したお酒の最初の部分ですから、年明け以降もあらばしりは出荷されます。でも季語では「秋」でした。
(NHK出版季寄せ)
その年の酒の出来不出来を見る意味では
その年の米で最初に醸した酒の、あらばしりがもっとも注目だから、ということでしょうか。

これからの季節はあらばしりよりも
中汲みなどをぬる燗でいただきたいです。

そうめんは、出ていませんでした。
  萬坊 
2009/12/06 02:00  
Re:>ほとばしる きらめき一条 あらばしり  

おおぶりの猪口へ一条あらばしり

この「一条」は ほとばしっているのか? きらめいているのか?
読みてにゆだねる。詩情が生まれます。説明過多にしないことも俳句では重要。

  「ぐー」と眼が語りかける新走  萬坊 
2009/11/26 23:13  [返信]
まず、読み方 

「ぐー」とまなこがかたりかける あらばしり 
 
中七までを一気にたたみかけて読み あらばしり とすべきでしょう。
「ぐー」とめが かたりかける あらばしり
と上五を意識して「め」と読んではおもしろくない。

「ぐー」はGood べーリーグー ですね。では、なにが語りかけるのか。
新走は新酒です。一番最初の酒を利き酒している図ととればどうでしょうか。利き酒用のお猪口は砥部焼風のちょっと厚めのボッタリしたお猪口で、この猪口を「利き猪口」といいます。

お猪口の中には、酒のニゴリと色を識別するために、紺色で二重丸が描かれています。この二重丸からの連想で「利き猪口」を「蛇の目猪口」と呼びます。そう、「ぐー」と呼びかけるのは、この蛇の目ですね。今年の酒はおいしく出来ましたよ。ウインクするかもしれません。

利き酒は蛇の目猪口で少しお酒を口に含んで、舌の上で転がして味を確かめます。ここは飲む酒より、出来具合いを確かめる酒との対話と考えましたがいかがでしょう。

プロが使う「蛇の目猪口」は正二合入るものを使うそうです。

ところで「そうめん」は季語でしょうか。その後の報告お願いします。

  私は感じました  虎魚 
2009/11/20 14:56  [返信]
私も朝日俳壇を見て「さすがに選ばれた句だなあ」と感心しました。私のと較べてみたら歴然ですね。厚みというか、奥行きというか、情感が違います。
「ぐー」と鳴るのは、喉ではなく「眼」が鳴るから「美味そうな新酒」がもっと美味しそうに感ぜられます。生きている新酒が、「飲んでくれよ」「旨いぜ」と存在感があって「眼」に語らせているのでしょう。飲みたいなあ「新走」、ボジョレヌーボーを飲みに行きます。
  なるほどー。  かさご 
2009/11/19 08:57  [返信]
まず季語のことを。
ご解説ありがとうございました。
俳句結社で採用が異なるとは!意外でした。

俳句から地域特有の農産業や行事を知る、
なんてこともありえますね。
「リラ冷え」のリラは、ライラックのことでしょうか?
であれば春ではないかと。
「そうめん」は掲載されていませんでした。
『季別季語事典』(発行:学習研究社)

そして「新走」。
お猪口になみなみと注がれた酒。
手に持ち口へ運ぶと、
ゆらゆら揺れてきらきらひかる眼のよう。
それをじっと見つめる自分と、
自分に語りかける(新走の)眼。
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