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まず、読み方
「ぐー」とまなこがかたりかける あらばしり 中七までを一気にたたみかけて読み あらばしり とすべきでしょう。 「ぐー」とめが かたりかける あらばしり と上五を意識して「め」と読んではおもしろくない。
「ぐー」はGood べーリーグー ですね。では、なにが語りかけるのか。 新走は新酒です。一番最初の酒を利き酒している図ととればどうでしょうか。利き酒用のお猪口は砥部焼風のちょっと厚めのボッタリしたお猪口で、この猪口を「利き猪口」といいます。
お猪口の中には、酒のニゴリと色を識別するために、紺色で二重丸が描かれています。この二重丸からの連想で「利き猪口」を「蛇の目猪口」と呼びます。そう、「ぐー」と呼びかけるのは、この蛇の目ですね。今年の酒はおいしく出来ましたよ。ウインクするかもしれません。
利き酒は蛇の目猪口で少しお酒を口に含んで、舌の上で転がして味を確かめます。ここは飲む酒より、出来具合いを確かめる酒との対話と考えましたがいかがでしょう。
プロが使う「蛇の目猪口」は正二合入るものを使うそうです。
ところで「そうめん」は季語でしょうか。その後の報告お願いします。
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