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[26] A髄膜、脳:脳の区分、脳に分布する血管1
sizu - 2005年01月29日 (土) 20時06分

<髄膜>
脊髄および脳は共通の被膜(髄膜)によっておおわれる.髄膜は外側から硬膜クモ膜および軟膜からできている.硬膜とクモ膜との間の腔を硬膜下腔という.またクモ膜と軟膜との間の腔をクモ膜下腔といい,脳脊髄液が流れている.

1.脊髄の髄膜
a、脊髄硬膜 :
脊髄を鞘状に包む髄膜の最外層で,綴密な強い結合組織性の膜からでき,内・外の2葉を区別する.外葉は骨膜として脊柱管の内面をおおっている.内葉は嚢状で脊髄を包み,上方は大〔後頭〕孔の周縁に付着し,下方は円錐状で脊髄を馬尾とともに包み,第2〜第3仙椎の高さに達する.
それより下方は,急に細くなり脊髄硬膜糸として終糸の表面を直接包み,終糸とともにおりて尾骨の後面に付着する.内・外葉の間を硬膜上腔といい,静脈叢・結合組織・脂肪などを入れる.

b、脊髄クモ膜:
硬膜と軟膜の間にある薄い結合組織性の膜で,血管をもたない.
クモ膜の内面からは多数の細い柱状の結合組織性の小突起がクモの糸状に出て軟膜とつらなる.とくに,頚髄下方および胸髄においては,クモ膜下中隔というクモ膜内面と脊髄の後正中溝との間に縦走する中隔をつくる.硬膜とクモ膜との間にある間隙を硬膜下腔といい,きわめて狭い.これに対して,クモ膜と軟膜との間にある広い間隙をクモ膜下腔といい,脳脊髄液によって満たされる.

c、脊髄軟膜 :
薄い結合組織性の膜で,脊髄の表面を直接おおい,血管を伴ってその溝・裂および実質中に進入する.脊髄の前正中裂に入るものを前縦中隔という.なお,軟膜は脊髄の側面では靱帯様に肥厚し,これから出る三角形の小突起は,前根と後根の間に張って軟膜と硬膜とを連絡する.その数は20〜21対あって脊髄を支持し,形が鋸歯状で歯状靭帯 denticulate ligamentと呼ばれる.
なお,脊髄の頚部下方および胸部の背側正中部で,クモ膜と結合する膜様ヒダを中間頚部中隔という.
脊髄の髄膜は,上方で脳を包む髄膜に移行し,両側は脊髄神経根を包みながら椎間孔を出て,脊髄神経の結合組織鞘(神経上膜)に移行する.


2.脳の髄膜
脳もまた,脊髄におけると同様に,硬膜・クモ膜および軟膜で包まれる.

a、脳硬膜 :
脊髄硬膜では外葉と内葉が区別されたのと異なり,脳硬膜では,外葉と内葉が区別されない.すなわち,脳硬膜は外葉の骨膜と内葉の硬膜との癒合によりできた 1枚の結合組織性の膜である.ただ静脈洞,三叉神経腔および内リンパ裏の部分だけが2葉に分かれている.脳硬膜では,脳の被膜であると同時に,頭蓋骨内面の骨膜すなわち頭蓋内膜となっている.脳硬膜は,小児では頭蓋骨と密着しているが,成人では頭蓋底および頭蓋の骨が連結する縫合の部位以外は頭蓋骨との間にわずかであるが狭い腔をつくり,これを硬膜上腔という.ここには硬膜を養う血管(中硬膜動脈など)と硬膜への知覚神経
が存在している.
脳硬膜は,神経鞘として脳神経の頭蓋骨貫通部を包むほか,頭蓋腔内に中隔,すなわち大脳鎌によって左右の大脳半球が,小脳テントによって大脳と小脳が,小脳鎌によって左右の小脳半球が,鞍隔膜によって下垂体がそれぞれ区画される.

1)大脳鎌 :
頭蓋の正中線に沿って前後に走り,刃を下に向けた鎌状の膜で,深く大脳縦裂中に入って左・右の大脳半球を隔てるが脳梁までは達しない.前方は筋骨の鶏冠から起こり,矢状洞溝に沿って後方に走り後頭骨の内後頭隆起に達し,小脳テント上縁につづく.大脳鎌のうち,鶏冠から内後頭隆起に至る際,骨に付着する側となる付着縁(上縁)は2葉に分かれて中に上矢状静脈洞を入れ,自由縁(下縁)は鎌状となり上縁と同様に2葉に分かれて下矢状静脈洞を入れている.

2)小脳テント :
深く大脳小脳裂中に入って大脳と小脳を隔てる.小脳テントは大脳鎌につづいて,後頭骨の内後頭隆起から起こり,後頭骨の横洞溝および側頭骨の上錐体洞溝に沿って前方に走り側頭骨錐体尖に至る.小脳テントでこれらの骨に付着する側である付着縁は2葉に分かれて中に横静脈洞,上錐体静脈洞を入れる.また,その自由縁は半月状に湾入し,これをテント切痕という.

3)小脳鎌 :
内後頭隆起から起こり,内後頭稜に沿い,下降して大〔後頭〕孔後縁に至る.これらの骨に付着する側となる付着縁は2葉に分かれて後頭静脈洞を入れ,その自由縁は小脳後切痕中に入って左右の小脳半球を隔てる.
大脳鎌,左.右の小脳テントおよび小脳鎌は内後頭隆起の部で会合し,その問に直静脈洞および静脈洞交会をいれる.

4)鞍隔膜 :
小脳テントのテント切痕の自由縁前端は錐体尖を越えて前床突起に達し,トルコ鞍で他側のものと合して水平位の鞍隔膜をつくり,下垂体窩を上方からおおう.鞍隔膜の中央には小孔があり,これを隔膜孔といい,漏斗はこの孔を通って鞍隔膜の下の下垂体につらなる.

b、脳クモ膜 :
脳クモ膜は,結合組織性の薄膜で,脈管をもたない.脳硬膜との間には狭い腔があり,これを硬膜下腔という.脳クモ膜は,脳軟膜との間にやや広いリンパ腔をもち,これをクモ膜下腔という.クモ膜下腔は脳脊髄液によって満たされ,第四脳室蓋にある第四脳室正中□および左右の外側口の3つの口により脳室系と交通する.脳クモ膜と脳軟膜とは,脊髄と同様に多数の細い柱状の結合組織性の小突起がクモの糸状に出て軟膜とつらなる.脳クモ膜は大脳溝や小脳溝に入り込むことなく,これらの部位ではクモ膜下腔は溝に相当してやや広くなる.その他,クモ膜下腔は大脳底のところどころでとくに著しく広くなり,これをクモ膜下檜という.クモ膜下槽の主なものを,次にあげる.

1)小脳延髄槽 :
小脳下面と延髄背側面との間にあり,最大の槽であり大槽とも呼ばれる.この部位で脳脊髄液を採取することもある(大槽穿刺).
2)大大脳静脈槽 :
大脳横裂の深底部にあり,大大脳静脈の根部を囲む.
3)脚間槽 :左・右大脳脚の間にある.
4)交叉槽 :視〔神経〕交叉の前方周囲にある.
5)大脳外側窩槽 :
大脳外側窩にある.さらに,脚間槽と大大脳静脈槽を連絡する迂回槽,脳梁に沿ってその付近にある脳梁槽などがある.
クモ膜穎粒 :
脳クモ膜にはクモ膜穎粒と呼ばれる小突起がある.これは脳硬膜を圧出して薄膜となって静脈洞あるいは外側裂孔内に入り,あるいは頭蓋骨内にまで入ってここにクモ膜穎粒小窩を生じる.クモ膜穎粒は,特に上矢状静脈洞の付近のクモ膜で明瞭である.クモ膜穎粒の内腔は,多くの結合組織の柱によって貫かれている.脳脊髄液の静脈洞への排出に関与している.

c、脳軟膜 :
脳軟膜は,結合組織性の薄膜からでき,常に血管を伴い,脳の表面を直接包んで深く溝および裂中に進入している.また,脳軟膜が脳室の内面をおおう1層の上衣細胞よりなる上皮板と密着する部位では脈絡組織をつくる.この脈絡組織に多数の血管が進入し,脳室に向かって粟粒が付着したような外観を呈するヒダを出す.これを脈絡叢と呼び,脈絡叢は脳軟膜と上衣細胞が密着している側脳室の内壁,第三脳室の正中背側部,延髄の背側部で第四脳室の下半をおおう小脳の尾方にできる.脈絡叢の表面をおおう上衣細胞は肥厚し腺様の上皮となり,脳脊髄液を分泌する.




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