[388] キッス |
- yuri - 2008年08月02日 (土) 19時19分
俺は上田竜也。
俺は今、彼女の友梨とデート中。
その帰り道の指定席で友梨はいつもよりはしゃいでる。
そんな友梨を見つめて聞いてみたいことがあった。
「友梨。」
「な〜に?竜也。」(友梨)
「もしもだよ?もしも、明日、世界が無くなったらどうする?」
友梨は困った顔で黙ったままで俺の腕をギュウとした。
そして、こう言ったんだ。
「そんなこと、思いたくない。」(友梨)
俺が理由を聞いたら友梨ったら『竜也と居れなくなるかもしれないから。』って答えたんだ。
友梨が彼女でよかったって聞いた瞬間思ったよ。
「じゃ〜さ。こっち向いていてよ。」
友梨は俺の顔を見た。
友梨の唇と俺の唇が近くてドキドキが止まらなかった。
「俺、どんな友梨もどんな時も受け止めるよ。だから、もし心が傷ついて涙こぼれる時は 世界を敵にしても友梨を守るから。」
I LOVE YOUなんて言葉、いらない。
君が最後のキッス、いつまでもね。
いつもの別れ道で何も出来ないって分かってる。
友梨はほっぺたふくらませて自分から手を離したよね。
「もう、行くね。」(友梨)
切ない顔をする友梨に近づいたんだ。
でも、またドキドキが止まらなかったんだ。
こんな俺でも君さえいれば強くなれるんだ。
恋って不思議な魔法だね。何も怖くないんだもん。
誰かじゃダメなんだ。友梨でなきゃね。
「ずっと、俺の傍にいてくれるよね?」
「何、今更なこと聞いてるの?私はずっと竜也の傍にいるよ?」(友梨)
それからとうとう友梨と結ばれる日が来た。
友梨は俺に無邪気な素顔で聞いてきた。
「ねえ、おばあちゃんになってもキスしてくれるの?」(友梨)
ってね。それは俺だって同じだよ?
「この手、離さないからね。」
「うん。私も離さないから。」(友梨)
それでお互い笑いあったよね。
俺、どんな友梨もどんな時も受け止めるよ。だから、もし心が傷ついて涙こぼれる時は 世界を敵にしても友梨を守るから。
I LOVE YOUなんて言葉、いらない。
君が最後のキッス、いつまでもね。
あとがき 久しぶりで初めての上田夢。 竜也くんファンでもありながら変な文章を書いてしまった。
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