[340] Sweet heart |
- 玲 - 2006年08月11日 (金) 12時07分
愛されるって凄い事だよね。 あたしは仁に愛されてるんでしょ? ねぇ、仁。
###「仁から?」
この電話を出なければ良かったんだ。 出なければずっと一緒だったのに。 ね、仁・・・。
仁『###?』
###「うん。どうしたの?仕事は?」
仁『仕事は休み。』
###「ふーん・・・家来る?」
仁『ぁ、あぁ。』
###「じゃあ、待ってるから。」
仁『ん。じゃな。』
仁がそう言うと、機械音があたしの耳の中に響いた。
【ピンポーン】
数分後、インターホンの音が鳴り、玄関に向かう。 そして、ドア越しのあたしの彼氏であろう人に話し掛けた。
###「はい。」
仁『俺俺!σ(^▽^))』
###「あたし詐欺してませんから。黒崎さん。」
仁『ぴぃじゃないし、黒崎でもないから!(゜○゜)』
###「じゃぁ、白サギ?それとも赤サギ?(VдV)」
仁『どっちも違う!(>_<)』
###「どなたですか?赤西さん。」
仁『名前言ってんじゃん( ̄* ̄)』
###「んで?誰?(^з^)」
仁『赤西仁』
###「赤に詩人?そんな人知りませ〜ん。(-з-)」
仁『別けんなよ・・・だから、赤・西・仁!(`з´)』
###「赤・西・仁!さんね。」
仁『いい加減入らして。』
###「はいはい、ドウゾ。赤・西・仁!さん。(^з^)」
仁を家に通し、あたしがそう言うと、仁が膨れた。
仁「仁!(>ω<)」
仁がそう言うと、虐めたくなった。
###「赤・西・仁!座っててねぇ。」
仁「###!」
###「何?赤・西・仁!さん。」
仁「仁って呼んでょぉ・・・。(。。)」
だんだん声が小さくなって行く仁。 子犬みたいで可愛い(笑)) 年上じゃないみたい。
仁「###・・・。(´;ω;`)」
###「分かったよ、仁。(^ω^)」
仁、と名前を呼ぶと、可愛く笑う仁。 あぁ・・・襲ってやりたい・・・。
###「あっ、そうだ仁。今日話しあったんじゃないの?」
仁「・・・あぁ・・・」
仁が深刻な顔をしたから、暗い話なんだろうな、そう思った。
仁「あのさ、###。俺たち別れよ?」
###「え・・・?」
仁「###と俺は会いたい時に会えない。 それは、お互い辛いから。 だから、別れよ?別々になろ?そっちの方が楽っしょ?」
###「分かった。」
仁「じゃぁな。」
###「うん。バイバイ。」
またはない。バイバイなんだ・・・。
*******************
仁と別れてから、2週間が経った。 あたしが、買い物をしに街に出ると亀梨君が、駅前のベンチに座っていた。
試しに、話し掛けてみた。
###「亀梨君!(≧∀≦)」
亀梨君は、あたしの声に反応し、顔を上げた。
亀梨君「あ、あぁ、###ちゃん・・・。(・ω・`)」
###「どうしたの?そんな悲しい顔して。(´Д`)ノ」
亀梨君「振られた・・・。('A`)」
###「ふ〜ん。(−_−)」
亀梨君「俺、いつも振る方なのに・・・。(ノд≦)」
###「はひ?あの、亀梨さん・・・ 振られて悲しんでるんですか? それとも、振る前に振られて悲しんでるんですか?」
亀梨君「どっちも・・・。(´д`)」
###「あっそ(-ω-)」
亀梨君「あ、あのさ、###ちゃん。 俺と付き合ってくんない?(´∀`)」
###「え!?Σ(゚д゚)」
亀梨君「駄目・・・?(;д;)」
う、上目遣い・・・。 弱いという事を・・・仁が伝授したんだろうな。
###「わ、分かった・・・。(〜Д〜)」
亀梨君「やった!(*´∀`*) 今日から、和也って呼ぶこと!(●^∀^●)」
###「うん。和也・・・。(・ω・`)」
和也「###!(^ω^)」
この後、男達の修羅場を目にするだなんて、思いもしなかった。
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