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[102]
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投稿者:アユ
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(2003年08月22日 (金) 22時54分) |
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空所補充問題です。 Human beings differ from animals ( ) they can speak and laugh.
@in that Aso that Bby which Cin which
B,Cが違うことは分かるのですが、Aではダメなのでしょうか? 意味的に考えて、絶対@を選ぶ理由が分かりません。 お願いします。
[103] 帆糸満こと渡部十二郎 > アユさん、なかなか難解なポイントを含んでいる問題ですね。 先ず動詞 differ 形容詞 different について考えたいことがあります。 「違う」という場合、「何/誰と」「何処が/何が」違うかということです。その場合; 英語では: differ(ent) from/with [誰/何] in/on/about/as to/over [何/何処] He differs from his brothers in appearance.「彼は兄弟とみかけが違う」 のようになります。 She always differs with [from] me about how to spend the vacation.「休暇の過ごし方では彼女はいつも僕とは意見を異にする」 などの言い方もあります。 それから so that の問題ですが、in order that の意味と同じで「目的、意図」を表すだけでなく、目標ですから実現すれば「結果」もその意味の範囲にはいります。お尋ねの「理由」を表すのではないか、そうだとすれば、in that も「理由」を表すのだから選択できるのではないかということになりそうですね。お分かりのように、so that には「原因」から生じる「結果」なので関連はありますが、方向は逆になります。 さて; in that を正解にするには二つの意味を確認しておく必要があります。 前置詞 in, on, about, as to, over は「...に関して/ ...の点では」の意味があります、ところが前置詞 には接続詞 that を持つ名詞節を普通は目的はとれないのですが、この in that は例外という人もあれば、本来は in (the fact) that の省略されたものと考えて that節が直接の目的節ではないのだから例外としなくても当然とも考える人もいます。in that には二つの意味がありますが、区別をするのが微妙な場合が多く、文脈でははっきり違うと言える場合もあれば、どちらでもよいと言える場合もあります。 設問は different from A in B の構造を指摘するようにと要求しているものです。その in をもった(日) in that が正解ということになります。 面白いことに、この例文は in that が(1)「...の点が」(2)「...なので(理由)」のどちらの訳ができるかと言えば、まさにどちらでもよいという例になっています。ですから解答者が不安になるのも当然なようです。 (2003年08月23日 (土) 02時44分)
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