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団地型のマンション。排水管の更新工事と更生工事のメリット・デメリットは? HP管理員 2008年10月08日 (水) 11時29分 No.904

icon ≪マンション管理新時代≫

Q:築30年の8階建て10棟の団地型マンションです。
排水管の更新が次の大規模修繕の議題に上っていますが、思い切って更新しようと検討を始めたところ、コンサルタントから、「一つの系統を同じ日に取り替えなければならないため、同系統の8戸の居住者がすべて在宅している必要がある。工事の準備から室内の復旧まではおよそ4日間を要するが、一人住まいの高齢者や入院中の方もいるので、全80系統の作業日程を工事予定期間に収めることはほとんど無理」という意見が出されました。
このため、排水管の内部の沈殿物をそぎ取って保護膜をつくる更生工事も検討課題として浮上していますが、今度は業者ごとで工事の内容が異なり、どの程度の作業日程になるかもよくわかりません。
更新工事と更生工事のメリット・デメリットについて、それぞれお教えください。

A:排水管の更新はたしかに大変な工事にはなりますが、古い高層マンションでも更新した事例はいくつでもあります。ご相談者のマンション規模とは異なりますが、総会出席率約25%(委任状含め約70%)270世帯29系統のマンションで、居住者(区分所有者)間のネットワークを構築することで全戸工事を完遂した例もあります。

ご質問にある、コンサルタントの「4日間を要する工事は無理」という発言は少々残念です。このような姿勢では、4日間の日数が短縮された場合でも、同じ発想しかできないものと思われます。
排水を流せない日数は上階ほど長くなりますが、入室作業は居住者の協力を得ることで2日間あるいは3日間に集約できます。下階から階層ごとに配管を更新していくので、高層棟では下層階と上層階では在宅日もずれてきます。排水制限には協力してもらうにしても、「一つの系統を同じ日に取り替えなければならないため、同系統の8戸の居住者がすべて在宅している必要がある」というイメージは間違いです。

また排水を流せない時間も作業時間の朝9時から夕方5時までで、その日の作業が終われば排水管や周辺を仮復旧して水まわりを使えるようにするのも常識です。朝食と夕食で普通に水まわりが使えるようにしなければ、そもそも工事への協力は得られません。
難しい問題が多くあることは事実ですが、コンサルタントであれば、工事に対する対策や居住者対応も考えて欲しいところです。

更新工事は現在の配管を新しいものに交換する工事であり、更生工事は現在の配管の内側面を塩ビなどでコーティングして延命処置を施す工事です。
更新・更生工事のどちらにしても系統ごとに作業を行うことには変わりありません。建物や配管の環境、工事を予定している排水管の管種や劣化状況、確保できる工事日数などによって可能な工事は限定されますが、各メーカーによって様々な仕様や工法があります。

排水管が通っているパイプシャフトの壁を解体して配管を取り替えたうえで修復するような道連れ建築工事も出てきますし、各住戸内ではシステムキッチンや衛生器具の脱着あるいは一部加工も必要になります。工事までにクリアすべき項目はハード面もソフト面も多岐多様にわたります。マンションの一生のうちで経験する工事のなかでも、排水管の改修は最も難しい工事であると考えてください。

どの工事を選択するかについては、各メーカーからの説明を聞いたうえ、「会社概要」、「工事概要」、「施工実績」、「全体工期」、「排水規制日数」、「在宅要請日数」、「騒音振動の有無」、「保証内容」、「工事費用」、「別途提案」などについて比較評価表を作成して判断する方法もありますが、ご質問のような規模の団地型マンションであれば、設備改修工事の経験が豊富な設計事務所に的確なアドバイスを受けることをお勧めします。

以下に、更新工事と更生工事のメリット、デメリットの概略をまとめておきます。

http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/mansion/column/20080924/526496/
HP管理員 2008年10月08日 (水) 11時31分 No.905

icon ≪マンション管理新時代≫

【更新工事のメリット】
何といっても排水管が新しいものになることによって安心感を得られることが大きい。現在の管材と継ぎ手を使用して更新すれば、腐食による劣化は起こらない。

【更生工事のメリット】
一般的に更新工事に比べ、費用、工事日数、工事騒音、解体復旧の手間などが少ない。居住者の負担(がまん)がかなり低減できる。

【更新工事のデメリット】
工事費用、工事日数、現配管を撤去する際のはつりなどに伴って騒音、振動、ほこり、廃材が発生する。古い建物だと解体をする壁の下地材にアスベストが含有されているものもあるので、作業員の安全衛生確保や廃棄処分方法などは法律に基づいて行う必要がある。建物環境により現配管の撤去が現実的ではないと判断された場合は、現配管を残したまま新規配管が露出配管となる可能性もある。

【更生工事のデメリット】
あくまでも延命措置に過ぎないため、将来の更新工事を想定しておく必要がある。配管の劣化状況(度合い)によっては施工できず、また、継ぎ手部分を更新する必要が出てくる可能性もある。現在の配管の中で作業が行われるので、耐久性(寿命)を左右するコーティングの厚さなど、品質確保のチェック体制に限界がある。「建設技術審査証明協議会」が交付する審査証明を取得した工法であることも条件となる。

給・排水管工事については、マンションの現状に見合った工法や経済性などを考えて検討しなければなりません。実施に向けては、管理組合の情報伝達力、居住者間のコミュニケーション力が大きなポイントとなります。
以下を参考にしてください。

○老若男女を問わずに工事実行委員会を発足させ、居住者(区分所有者)間のネットワークを構築する
○居住者(区分所有者)に排水管工事の必要性を説明し理解を求める
○全体説明会、系統別説明会を複数回行い、居住者(区分所有者)の全員参加を目標とする
○居住者(区分所有者)に工事の仕様などの詳細を説明する。音や悪臭については実際の状況を具体的に開示する必要がある
○工事当日に不在者や非協力者が出ないようなフォローおよび啓発活動を行う
○相談窓口を設置して、荷物の移動や、当日不在予定者、長期不在者、ライフサイクル(昼夜逆転)が異なる居住者、高齢者、要介護者、ペット飼育住居などへの対応を検討する

工事実施に当たっては、うっかり不在者対策、うっかり排水対策として、玄関のドアノブに工事前々日、前日、当日と、連続してお知らせプレートを吊り下げたり、各住戸の蛇口に排水禁止のプレートなどを吊り下げたりする方法が有効です。
パイプシャフトや配管の継ぎ手部分に点検口を設置していないマンションでは、工事の際に新たな点検口の設置を検討する必要があります。竪穴防火区画や台所換気の排気シャフト内に給・排水管が同居していることもあるので、点検口の設置では、防火区画・排煙・臭気・流水の騒音対策なども考慮した専門家の設計が求められます。

http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/mansion/column/20080924/526496/?P=2





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