北海道マンション管理問題支援ネット
マンション管理に関する相談、質問、情報交換に利用して下さい。
営業、誹謗中傷及び管理者が不適切と判断した投稿は、予告無く削除させていただく場合があります。
HP管理員 2009年06月11日 (木) 18時16分 No.1144
≪北日本放送株式会社≫
マンション耐震強度不足として住民が提訴
耐震強度が不足しているとして、射水市のマンションの住民らが11日、売主のアパホームなどに対し、購入代金の返還や損害賠償など総額およそ3億4千万円を求める訴えを富山地方裁判所に起こしました。
訴えを起こしたのは射水市中新湊にあるマンション「アパガーデンパレスなかしん」の管理組合と住民14人です。
訴状などによりますと、このマンションは平成13年に完成してから数年間で、外壁のひび割れや廊下の雨漏りが発生したため、管理組合がおととし、大阪の検査会社に調査を依頼しました。
調査の結果、竣工図などに書かれた構造と実際の構造が異なり、構造計算ではマンション3棟のうち1棟で、耐震性能を示す数値が最低で0.5以下と、建築基準法で定められた基準値1を大きく下回る場所が見つかったということです。
住民らはこの棟について、売主の金沢市のアパホームと、施工主で東京都の熊谷組、設計・監理を担当した富山市のタムラ設計事務所に対し、購入代金の返還と損害賠償として総額3億4400万円を求めています。
管理組合によりますと、アパホームとおととしから何度も交渉を重ねてきましたが、まとまらなかったため、提訴に踏み切ったということです。
提訴を受けてアパグループは「まだ訴状が届いていないので具体的なコメントはできない」と話しています。
http://www2.knb.ne.jp/news/20090611_20282.htm