北海道マンション管理問題支援ネット
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HP管理員 2009年06月10日 (水) 06時35分 No.1138
マンショントレンド最前線
マンションにカーボンオフセットを導入
こうした長寿命化の取り組みは、建物を解体したり建て替えるときの産業廃棄物を減らし、いわゆるライフサイクルCO2の削減に効果があると考えられます。また日射を80%カットする可変外付ブラインドを窓ガラスに設置し、自然換気ができるよう玄関ドアにスリットを設けるなど、電力などに頼らない「パッシブ」な手法を建築計画に採り入れている点も特徴です。さらに建設工事から販売活動、入居後1カ月間にわたるCO2排出量約120トン(試算値)を、グループ会社の排出枠を利用してオフセットするという、同社では初の試みを実施し、CO2排出に対するコスト意識を高めるとしています。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/lcc/20090608/1026863/?P=2
HP管理員 2009年06月10日 (水) 06時36分 No.1139
マンショントレンド最前線
モデルルームでは4月下旬の案内開始以来、来場者が1カ月で300組を越えるなど注目度が高まっており、年齢層や家族数もさまざまだそうです。人気の要因についてマンションギャラリーの遠藤亮氏は「美しが丘の低層住宅地という立地条件に加え、環境意識の高い方から評価いただいています」と話しています。
六義園一つ分の天然林に相当するCO2を削減
マンションでCO2排出をどのくらい削減できるかを算出し、表示する取り組みを始めたのが東急不動産です。自然エネルギーの活用や断熱仕様、給湯器などの省エネルギー設備を導入することによる年間エネルギー消費の削減量を算出し、森林のCO2吸収量に換算するというものです。
第1弾のマンションは東京都文京区で分譲中の「ブランズ六義園」です。江戸時代に柳沢吉保が造園したことで知られる六義園に隣接する総戸数40戸の同物件では、全体で年間約40トンのCO2排出量を削減できるそうです。この量はブナの天然林約8.5haが1年間に吸収するCO2量に相当するため、約8.7haの六義園一つ分の天然林に相当するCO2削減をうたっています。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/lcc/20090608/1026863/?P=3
HP管理員 2009年06月10日 (水) 06時38分 No.1140
マンショントレンド最前線
首都圏では珍しい断熱サッシを採用
同マンションの省エネ対策としては、エコキュートを利用したオール電化や、省エネ性能の高い蛍光灯や次世代型LED照明の採用、全熱交換型24時間換気の導入などが挙げられます。また窓ガラスに日射を遮るLow-E複層ガラスと断熱サッシを設置している点も目をひきます。特に断熱サッシは首都圏では珍しく、同社でも分譲マンションで初めて導入したそうです。また太陽光や風力、バイオマスなどCO2排出が少ないグリーン電力を共用部の照明などに使用し、入居から1年間の使用を証明する証書を同社負担で取得する予定となっています。
分譲を開始したのは今年2月からですが、モデルルームには20代からシニア層まで幅広い年齢層が来場し、すでに完売に近い状態となっています。土地柄か「エコへの関心の高いお客様が多く、付加価値として注目していただけました」(マンションギャラリーチーフ・天野ひろみさん)とのことです。販売が好調ということもあり、同社では今後もCO2排出削減量の表示をほかのマンションでも進めていくとしています。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/lcc/20090608/1026863/?P=4
HP管理員 2009年06月10日 (水) 06時39分 No.1141
マンショントレンド最前線
業界団体が環境対策の目標を設定
これら2つのマンションに共通しているのは、いずれも美しが丘や文京区という人気エリアにあり、そのなかでも低層住宅街や庭園隣接など立地条件に恵まれた物件だということです。つまり余裕のある価格設定が可能な場所だけに、思い切った省エネ設備や仕様の導入が可能だったという面があるでしょう。とはいえ、こうしたメルクマールとなる物件が市場で認知されることで、「エコマンション」の普及に弾みがつくことが期待されます。
そうしたなか、デベロッパーによる分譲マンションの環境対策を促すため、業界団体である(社)不動産協会では今年2月に、「新築マンションにおける環境自主行動計画」を策定しています。それによると、家庭部門でのエネルギー消費は「家電・照明」「給湯」「冷暖房」が3大用途となっていますが、大都市圏のマンションに限ると冷暖房の比率が小さくなり、給湯と家電・照明のシェアが高くなるそうです。しかし国が定める省エネルギー基準は断熱性能の高さに関するもので、冷暖房効率に偏りがちです。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/lcc/20090608/1026863/?P=5
HP管理員 2009年06月10日 (水) 06時40分 No.1142
マンショントレンド最前線
そこで同協会では、断熱のほかに建設段階の設計性能や給湯、共用部などにレベル1〜5の基準を設け、それらの組み合わせによりCO2排出量の削減率の目安を示しています。例えば三大都市圏などの?地域の場合、断熱(省エネ対策等級3)と共用部が標準的なレベル3で、給湯がTESガス(燃焼系瞬間式給湯器)などレベル4であれば削減率5.1%となり、エコジョーズやエコキュートなどレベル5なら同8.6%になるということです。また躯体の劣化対策等級が1の場合はレベル3(削減率0.0%)ですが、等級2では同14.8%(RC造)にアップするなど、躯体の耐久性はライフサイクルCO2の削減に大きく影響します。
行動計画づくりに携わった同協会主幹・下郡稔裕さんは、「会員企業が分譲するマンションについては、5年後をめどに5%程度以上の削減率をめざし、さらに8%や10%など環境性能が高い物件の供給を目標にしていきます」と話してくれました。
マンション市場は住宅ローン減税などの効果で活況を取り戻しつつあるといわれています。景気対策でエコカー減税ならぬ「エコマンション減税」といった制度が導入されれば、マンションの環境対策がスピードアップするかもしれません。
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/lcc/20090608/1026863/?P=6