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住環境が不動産の価値を決める時代 HP管理員 2008年09月12日 (金) 18時29分 No.852

icon ≪NIKKEINET 住宅サーチ≫

不動産の価値基準は、時代とともに変化してきました。地価が上がり続けると信じられていたころは「土地の価値」が尊ばれ、その神話が崩れた後は、高スペックな建物に注目が集まり、「住宅の価値」の時代となりました。そして昨今では別の価値が重視されつつあります。それが「住環境の価値」です。

住環境とは、住居を中心にした生活環境の総体を指す言葉であり、近隣の景観や街並み、周辺地域との関係性などが含まれてきます。それだけに、住環境の改善は個人レベルでは力が及ばないことが往々にしてあります。
簡単な例では、マンションの自室はきれいに掃除できても、共用部分である外廊下などにゴミが散乱していたり駐輪場で自転車が乱雑に置かれていたりすると、その住宅全体の印象も住み心地も変わります。戸建ても同様で、自宅に防音設備を整えることはできても、近隣の騒音問題は簡単には対処できません。しかし、そうした住環境がいかに快適性を左右するかは明らかでしょう。

コミュニティーと管理組合が果たす役割

住環境の価値は、個人ではなくコミュニティーによってこそ守られるものです。一般に、コミュニティーとは単に近隣との友好関係を指していると誤解されがちですが、住環境を考えるうえではもっと具体的な役割を持っています。たとえば、居住者同士が顔を知り、お互いを認知し合うというコミュニティーの基本は、そのエリアの防犯性を高めます。また、ひとつのコミュニティーとして日頃から相互扶助の関係を築いておくことで、災害時などにも協力し合ってスムーズに避難することができます。



さらに、コミュニティーの果たすもう一つの重要な役割が「共同管理」です。特にマンションの場合では居住者全員で快適に暮らすためのルールを作り、修繕やメンテナンスについても共同で意思決定できる関係は、より良い住環境をつくる土台となります。

このようにマンション管理の分野を取り上げると、コミュニティーは大きく三つに分類できると考えています。

・第一のコミュニティー:「顔を知るコミュニティー」…
近隣にどんな人物が住んでいるかを認知し合う関係にある
 「音にも顔がある」と私は表現していますが、交流のある家庭の音には許容度が高く、騒音トラブルに発展しにくい傾向があります。また、近隣を把握することで防犯性も高まります

・第二のコミュニティー:「助け合いのコミュニティー」…
居住者同士が相互扶助の関係にある
 普段から相談相手になるといった関係構築は、病気のとき買い物を頼める、災害時には協力し合って避難するなどの関係の育成につながります

・第三のコミュニティー:「共同管理のコミュニティー」…
良好な住環境を守るために協力できる関係にある
 マンションで顕著に見られるように、入居者全員で快適に暮らすためのルールを作り、修繕やメンテナンスについても共同で意思決定ができる居住者間の関係は健全なコミュニティーの証といえるでしょう

戸建て住宅地も町内会などが活発に機能して、隣近所のコミュニティーを形成してきました。それが核家族化の影響や近隣意識の希薄化などで変化が起こってきているといえます。それに比べて共同住宅であるマンションでは共同管理が必要なので、必然的にコミュニティーが求められ、多様な展開がみられます。これは各マンションの管理組合の功績が大きいと考えられます。マンションを購入すると所有者全員が管理組合に入り、、組合の活動で定期的に集まることが、上の三つのコミュニティーの育成を助長していきます。そしてこの三つが密接に関わり機能することで、より快適で、より安心して暮らせるマンションが実現されると言えるでしょう。

http://sumai.nikkei.co.jp/sp/vision_200/interview02_01.html
HP管理員 2008年09月12日 (金) 18時37分 No.853

icon ≪NIKKEINET 住宅サーチ≫
マンションの資産価値を守るために必要な要素とは

マンションにおけるコミュニティー機能を考えるときに無視できないもうひとつの“価値”が、「資産」の観点です。マンションへの永住意識は高まってきていますが、売却しない場合でも、ライフステージの変化を想定し、賃貸に出したときの市場価値を把握しておくのは非常に大切なことです。

管理組合によって裏付けられたコミュニティーが、マンションの共同管理を円滑にすることは前述の通りですが、適切な管理がマンションの資産価値に差をつけることを表した興味深いデータがあります。

表は、東京都目黒区で築30年以上のすべてのマンションの共用部分の維持管理状態を私どもの研究室で実際に歩いて調査し、市場価格との相関性を調べたものです。経年劣化が進むマンションから、築30年以上とは思えない良好な状態のものまでを4ランクに分け、それぞれで中古販売価格を算出したところ、明らかな違いが結果に表れました。適切に維持管理されているマンションは、そうでないものの平均2倍以上の資産価値を有しています。


建物の修繕だけではなく、市場価格が高かったマンションでは、新たにオートロックや宅配ボックスを設置する、バリアフリー設計にするなど、時代に合った工夫が見受けられました。また、外壁の色を決めるために所有者が全員で集まって試し塗りし、バランスを見ながら話し合ったなどの例もあります。それらの取り組みの土台となるのがマンション管理組合であり、大規模修繕に向けて所有者全員が集まって、今何が必要かをしっかり話し合っていることが成功につながっています。


現在、政府が提唱する200年住宅ビジョンを背景に、「つくっては壊す」フロー型から「いいものを大切に長く使う」ストック型への移行が業界全体で進んでいます。そうした中、現状ですでに全国の住宅数は世帯数の約1.14倍(総務省統計局統計調査部国勢統計課「2003年度住宅・土地統計調査報告」)とされていて、一つの世帯が複数の住宅を所有するというケースもありますが、それでも1割近くが空き家だと推測できます。これは全国均等に空き家が生まれているわけではなく、居住者離れが進んでいる特定の地域があると考えるのが自然でしょう。

この差となってくるのが住環境です。長期間での所有や居住を前提とするからこそ、土地や建物の価値を超えて住環境の価値に注目が集まり、一つの街、一つのマンションという単位で選ばれるためのブランドをつくっていく必要があるのです。住環境をより良くし、確かな資産性を守り続ける役割こそがコミュニティーに求められていると言えるでしょう。それは自分たちのマンションをどう管理していくかという問題にもつながってきます。


200年という長いスパンでマンションの資産性を考える場合、長期に渡って住環境を守るための「適正に管理し続ける」ルールづくりや計画が重要となってきます。20年、30年、40年と、長期修繕計画を立て、その資金を準備したり、共用部分に関しても後々の変更のしやすさを考えた設計を施すなどの配慮も大切です。

場当たり的ではなく、組織的・計画的なマンション管理のために、各コミュニティーで形成する管理組合の役割はいっそう拡大していきます。そこには専門家のサポートも適切に取り入れていくべきでしょう。超長期的視点で今後どのような住宅技術の発達が見込まれるか、それに対してどのような管理体制を築いておくか、プロのアドバイスを管理の土台に置いておく必要があります。また、マンションの寿命が長いほど所有期間には個人差が生まれますが、それに関係なく公平な決定権や費用負担ができる民主的なルールもあらかじめ設定しておかなければなりません。

これまでの「守りの管理」から「攻めの管理」へと変わることが必要です。そのためには問題が発生する前にそれを回避する仕組みづくりが必要です。これこそが、200年住宅ビジョンを見据えたマンション管理のポイントとなります。「環境」と「資産」を総括したマンションの価値を長期的に守り、住んでいて心地よく、さらに人から人へ受け継いでいきたくなる住宅とするためにも、コミュニティーの主体的な取り組みがますます重要になると言えるでしょう。

http://sumai.nikkei.co.jp/sp/vision_200/interview02_02.html





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