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[4199] グリベック休薬の影響アップデート Sunny南加 - 2009/11/13(金) 10:41 -

グリベック休薬については >>240 [683] Imatinib休薬は" PET Flare"をおこす SunnySoCal - 2005/11/10 のスレッド とその下の [1836] Imatinib服用休日は病気進行リスクを高める SunnySoCal - 2007/03/30でポストしました。 

今年2009年ASCO Annual Meetingで2002年から行われているフランスのグリベック休薬治験の結果発表のリポート要約を見つけました。これは下をクリックして読めます。
http://www.asco.org/ASCOv2/Meetings/Abstracts?&vmview=abst_detail_view&confID=65&abstractID=34185
リポートの題名は「イマチニブ休薬後の二次的耐性発生期間:フランスSarcomaグループの長期生存に関してランダム化された第3相試験結果のアップデート」。これは2007年のリポートのアップデートです。

これは2002年から2008年12月までに415の患者を対象に行われている治験の結果報告です。グリベック服用継続組と中断組にランダム的に二分しておこなわれた。中断組患者さんは1年(58人)、3年(50人)、5年(12人)間イマチニブ(グリベック)を服用後、休薬し、腫瘍増殖を認めた時点で再服用した。

結論は:1年または3年間イマチニブ(グリベック)に反応している大多数の患者の腫瘍は休薬後増大した。しかしその93%の患者にイマチニブ再服用で薬の効果が認められた。 イマチニブの第二次的な耐性発生までの時間は休薬したグループと服用継続グループ間に大差がなかった。

この要約を読み、私の見解はグリベック連続的服用した患者さんと一時的に途中で休薬した患者さんとの耐性発生まで期間はほとんど変わらない、だと思います。本文が見られないので詳細がわかりません。腫瘍増大を認めた時点で再服用したとの事、多分、最小休薬はCT期間、三ヶ月でしょうか。この要約によると休薬中は薬の効力は消失し腫瘍増殖を認めるが、再服用で93%の患者さんはあまり変わらない薬の効果が得られたーーーでしょう。[683] でポストした「Imatinib休薬は" PET Flare"をおこす」の参照リポートは残り7%の患者さんに相当する一部の相当アグレッシヴな腫瘍の経過を報告したのでしょう。

この治験が腫瘍特性との関連性を出してくれればもっと有意義になるのでしょう。私は摘出した腫瘍の核分裂数が少ない患者さんの休薬は再服用で腫瘍増殖をコントロールを再獲得する可能性が高いのではと思います。少なくとも腫瘍がアグレッシヴでなかったら一時的な休薬はそれほど心配しなくてもよいのではと考えています。

[4202] BFR14 study Sumito - 2009/11/14(土) 02:03 - MAIL HOME

Sunny南加さん、いつもありがとうございます。

閲覧されている皆様に一つ間違ってほしくないのは、これはあくまで1年以上グリベックを服用した場合の話であり、術後補助療法(アジュバント療法)を行わなかった場合の無再発生存率や全生存率は大きく違ってきます。
http://cancernavi.nikkeibp.co.jp/news/gist_5.html

なぜグリベックでは治癒できないのか、なぜ服用を止めると再燃するのか、なぜ2次的変異が起こるのか、などは28日に高橋先生から詳しいお話があると思いますので、後日リポートを上げたいと思います。

このBFR14試験のおかげで、様々な事が解ってきました。フランスの研究グループに感謝です。

[4208] Sumito - 2009/11/16(月) 02:43 - MAIL HOME

少し古い記事でありCML患者さんが対象でしたが、日本でもこのような臨床試験も行われています。

http://cancernavi.nikkeibp.co.jp/news/jalsg.html

この結果ってどうなったのでしょうか?




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