1年前に、超音波内視鏡で【胃の粘膜下腫瘍(GISTの可能性高い)が数cmあると言われました。また、「8割〜9割はGISTでしょう。もしGISTの場合には食道直下・後壁ということもあり、噴門部切除か胃全摘となります。」と言われ……年齢的に若いこともあり、絶望感が大きくなっています。もし可能であれば……粘膜下GISTの鑑別・悪性度などを、第一人者の超音波内視鏡医に鑑別して頂きたいと強く願っております。私は現在、東海に住んでますが……【東京・静岡・愛知・神戸】……には、親戚や妹が住んでいたり、元大学時代の友人が多く住むなど馴染みがありますので、上記周辺でしたらご存知の方おられましたら、何卒宜しくお願いします。
先日[4073]の下、[4081] 「生検で得た組織の病理検査結果が重要」 をポストした米国在住のGIST患者です。そこに書きましたが、私の生検は「三度目の正直」でした。GIST経験の深い医師による超音波内視鏡穿刺吸引生検、EUS-FNABは非常に重要だと思います。私の日本のGIST医学会の知識は読んで知る以外ゼロです。このサイトで紹介され、2007年訪日の際、発行者、へるす出版社まで赴き入手した「消化器外科」2006−2号は「GISTの診断と治療」の特集です。その一つ、GISTの臨床診断「内視鏡•超音波内視鏡診断」と多くの写真入りの詳しいリポートが発表されています。著者四人、澤木明、水野伸匡、高橋邦之、山雄健次氏らすべてが愛知県がんセンター中央病院消化器内科部所属だと出ています。私はこのサブジェクトに関し経験深い権威的なリポートだと読みました。‘超音波内視鏡穿刺吸引生検法(EUS-FNAB)’の節の一部に“EUS-FNABの適応は原則として2cm−5cmで悪性の指標となる所見を有さない粘膜下腫瘍である。5cm以上の腫瘍や悪性を疑う腫瘍ではEUS-FNABの結果にかかわらず外科治療が第一選択であり....” また‘EUS-FNABの有用性’の節に “GISTは小さくともmalinant potentialをもった腫瘍であり、術中に腫瘍の皮膜を傷つけることで播種のリスクが高くなることが報告されている。−中略ー しかしこの点を注意すれば対外式超音波やCTガイド下の経皮的生検ではseedingの危険のため採取できない消化間質腫瘍の診断を可能にする唯一の検査法である。”みくさん、近くの医学部図書館でこの特集をみつけて、時間投資しして読んでみて下さい。8グループのGIST病治療医、研究者のリポート特集です。良い参考になり、探しているGIST経験豊かな医師が探せるかもしれません。愛知県がんセンター中央病院は東海市から案外近いとGoogle Mapで見ましたが。
東海地方の30代GIST患者です。みくさんのお答えにはなっていませんが、私も似たような状態でしたので投稿させていただきます。腫瘍の大きさが1.2cmで発見され、超音波内視鏡やCT等の検査を半年置きに約2年続け、大きくなる兆候が見られたため、昨年手術をしました。場所は、食道付近、後壁に腫瘍があり、「位置的に大変難しく開腹してみないと判らないが、最悪、胃の半分〜2/3を摘出する可能性がある」といわれました。2cm程の腫瘍を取るのに胃の摘出は無いだろうと思っていたので、ショックを受けたのを覚えています。また、超音波内視鏡で確認する限り、細胞が不均一でGISTと良性の可能性が半々であるが、手遅れにならないうちに摘出したほうがよいというドクターからの勧めもあり、覚悟を決めました。結果としては、患部のみの摘出で済みました。手術は腹腔鏡で、胃の前面を開け、後壁の腫瘍を取ったとのことで、胃には前面と後面の2箇所を縫合してあるようです。今は再発の恐怖に少し怯えながら、普通の生活を送っています。みくさんは1年前から内視鏡検査をされているようですので、まだ腫瘍は大きくないと思われますが、納得のできる良いお医者様が早く見つかるといいですね。