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[3597] 他の対キナーゼ薬服用後グリーベック増量、再服用 Sunny南加 - 2009/04/18(土) 06:22 -

Sumitoさん、奥さんの早い体力回復を願っています。Sumitoさんのおっしゃる通りグリーベックに戻り、増量再服用の過去のポスト等を見直してみました。

下は2007年2月に[1689]でポストした物の一部です。
「グリベック耐性経験者がスーテントでも耐性が出た患者さんはグリベックに戻 り800mgに増やして安定を得ている人が多いようです。耐性理由の大半はKITの二次的な突然変異ですが、Dr. C. Antonescuの2005年のレポートにDr. Van Oosterom等は治療中に血清中の薬の濃度の低下のデータを見つけたと報告されています。ですから服用量を増やし抗がん効果を得ようと、此方では 800mg服用の患者が多い様です。」

最近のLRGのメールでもスーテント不成功の多くの患者がグリーベックに戻り、一日800mgに増やし、腫瘍の安定化を得ていると記憶しています。サンタモニカで昼食を一緒にしたマイク グレンさんも最近のメール3/29/2009に「グリーベック600mgを呑んで29ヶ月で耐性が出た。その後スーテントを6ヶ月呑んだが、それも不成功に終わり、ニトロニブを又6、7ヶ月呑んだが駄目だった。手術をしてPETを撮ったが縮小していない。今はグリーベック800mgを呑んでいる。他の対キナセ剤を呑んだ患者がグリーベック増量して効くと聞かされている。….」

「グリベック血漿中濃度が臨床効果と相関する」[3191]でポストしましたが、個人差があるが、服用期間が長くなるにしたがい、グリーベック薬が標的腫瘍細胞内に届く量が減ると読んでいます。統計的に血漿中濃度を1,110ng/mL以上に維持すれば、薬効果が好い。それで最近になってLRGでは血漿中濃度検査が多いに勧められています。

[3598] Sunny南加様 Sumito - 2009/04/19(日) 11:43 - MAIL

いつもありがとうございます。
臨床データを見ると、明らかに米国、ヨーロッパに比べて、日本人はスーテントに感受性が高いように思えます。その事から、多発転移に対し5年以上グリベックを使ってきた妻の場合を考えると、急激な腫瘍の崩壊は穿孔など、重篤な副作用に繋がる可能性があり、注意が必要だったと悔やまれます。今後は症状や進行具合に応じて、服用量や服用期間の調整についても研究が進むことを願うばかりです。先日のCTの結果では、増殖を始めていた胃の原発巣は大きさに変化がなく、スーテントが効いていたと考えられます。むしろ効きすぎてしまい、腫瘍の急激な崩壊が腸管穿孔に繋がったと思われます。
症状に応じて、セカンドラインの段階で、いくつか選択肢があるような体制作りも今後必要でしょうね。

妻は3月13日の緊急手術以来、入院が続いていますが、一日も早くグリベックを再開するため、回復に専念しています。




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