グリペックの服用を始めたのが、今年の1月中旬です。主治医が学会で予防にも効果があるのでどうしますかと判断を任されましたので、身内に医療関係者がいるので、相談した結果、服用に踏み切りました。12月初旬に定期検査にいった折、主治医に確かめたところ、1年で止めましょうと言われました。副作用があまりひどくなかったので、妻はもう少し飲んだらとの考えもありましたが、止めることにしました。今後は、3ヶ月に一回のCTによる定期検査を受けることになります。
GIST研究会、阪大西田Drの所見です、参考になればと思います。6cmの小腸原発GISTで開腹手術後1年3月で肝臓に再発、グリベック400mgが非常に良く効いて、確認できないほど小さくなった、と言うわけですね。結論を先に述べますと、グリベックの中断は必ず腫瘍の進行を招きますので、副作用が我慢できる範囲なら、例え腫瘍が見えなくなっても、中断すべきではありません。これはフランスで行われた研究から明らかです。これまでの研究から、1.グリベックの中断は腫瘍進行を招くが、幸い、グリベック耐性出現には関係がない、2.グリベック耐性出現にはどうもグリベック治療でも生き残っている腫瘍細胞数が関係する(則ち、腫瘍が消えてしまうほどであれば、グリベック継続である程度長く治療効果が期待できる、と言うことです)。従って、今後の推奨としては、少しでも腫瘍の場所が確認できるのなら、今の内に(良く効いている内に)ラジオ波焼却か外科切除で再発部位を処理してしまい、グリベックを続けることです
マケルさんありがとうございます。来年1月に、定期健診に行った際、主治医ともう一度グリペックを続けるかどうか相談してみます。肝臓への転移と書きましたが、正確には最初の手術の際、肝臓にあった腫瘍を3箇所執っています。その際に、肝臓にまだ、今のところ見えないが「種があるかもしれない」といわれていました。
ナガセさん、こんにちは。アジュバント服用についてはhttp://cancernavi.nikkeibp.co.jp/plwc/06_23.htmlこのような記事があります。阪大、西田先生のコメントですがhttp://medical.nikkeibp.co.jp/all/data/cancerex/GIST-PDF.pdfこちらの4ページ以降に掲載されています。ここでのアジュバントとは、初発の完全切除後に開始されるものと理解しています。ナガセさんの場合は再発転移の治療後からなので、事情が少し違うのではないかと思います。つまり原発巣の切除後に一度転移再発しており、しかも他にも転移巣の存在が疑われる中での服用中止はかなりのリスクがあると感じますし、目に見えない転移巣が仮にあった場合、いわゆるリバウンド(グリベック中止により病巣が一気に活性する症状)も懸念されます。中止する事について主治医がどのように考えて勧めているのかなど、よく相談された上で決定することをお勧めします。