先月下旬に父(63歳)が胃にできたジストの摘出手術を受けました。現在は、退院し元気に日常生活に戻りつつあります。先日、術後初めての診察があり、取り出した腫瘍の病理検査結果を聞いてきました。大きさは8.5センチ、細胞の数は3〜4個で、リスク判定は「中」とのことで、グリベックを飲むか、飲まないか現在相談中です。父は心臓にも持病があり、薬を飲んでいます。副作用の件も心配なので、出来ればグリベックは飲まず、食事・生活改善、健康食品などで出来る限り元気に過ごしていけないかと思っています。まだまだ情報の少ない病気であり、中々難しい質問だと思いますが、「これは食べない方がいい」「この健康食品試してみては?」など、何か実践されている方、教えていただけないでしょうか。父の希望としては、まだまだ仕事も続けていきたいようです。本人の体の負担が一番少ない方法で元気に過ごして欲しいと思うので、グリベックを飲むのか否か、悩むところです。
お父さんのGIST摘出手術は成功のようでなりよりです。63歳だと私より一回り若い虎どしかな。私が4cm弱の食道GIST摘出手術を受けたのが60歳でした。GIST定義が合意されつつあった時代です。当時先端技術だった胸部腔鏡手術でマージンなしの不完全摘出で、グリベックもなく残留組織が7年後に同じ大きさになりました。食道GISTの再手術はリスクが高くまたQOL(Quality of Life)を優先し断り、その後のグリベック服用はもう丸8年を超えますが腫瘍は3分に1以下になり安定化しています。この火曜日に半年おきのCT結果を聞きにいきます。GISTの食事療法って特別にないでしょう。お父さんのGIST種径は5cm以上なのですが、細胞分裂中(mitotic rate)の数が3〜4個HPFだと、ゆっくりと大きくなったものでしょうか。マージンを確りとり、腫瘍被膜も破らず、すんなりと摘出された完全摘出であれば播種の心配はないでしょう。腫瘍形がゴツゴツしていれば腫瘍細胞の活発性を示し、悪性が疑わしくなるでしょう。スムーズな形であれば時間を掛けて大きくなったと考えられるでしょう。私のは卵型でした。胃原発ですからExon11変異の可能性が高く、グリベック効果は統計的に良いでしょう。腫瘍組織のゲノムテストにてそれを確認できます。日本ではExon11とExon9のゲノム検出は保険適用と聞いています。治療医と確り相談して下さい。因みに私の摘出14年後の腫瘍ゲノム解析はExon11でしたが、最悪に近い再発度の高い変異でしたが、グリベック効果の良い類でした。幸いにGISTはガン治療においては薬、そして分子科学、治療が一番研究され進んだ病気だと聞いています。しかし専門医でないと最新知識がありません。心臓持病も多いに考慮しGIST治療知識の深い医師によるセカンドオピニオンを得る事を多いにお勧めします。G.netに加入し、よりGIST治療医などの具体的な情報を得る事をお勧めします。
早速詳しいお話ありがとうございます。まだまだ私が勉強不足の点も多く、色々調べながら何度も読ませていただきました。お話も参考にし、家族で相談したいと思います。G.netも加入申し込みしました。加入でき次第更に色々と勉強させていただきます。ありがとうございました。