59歳の男性です。本年9月に胃粘膜下腫瘍で腹腔鏡手術を受けました。3.2センチの腫瘍を摘出し2週間で退院しました。術後の経過も良好で日常生活には全く問題なく過ごせるようになりましたが、細胞分裂診断の結果ハイアーエリアの分裂数が10~20%との事でハイリスクに該当するので再発予防としてグリペックの服用を勧められ10月から400mgを服用しています。再発の可能性は40%位との事で服用始めましたが薬への耐性が心配です。転移してから服用より未然の再発予防を勧められていますがどのように判断して良いかわかりません。現状は大きな副作用もなく問題はありません。良いアドバイスを頂けたら幸いです。
専門的な用語が解らず間違ってしまいました。Ki67indexが高いところで10〜20%でハイリスクと診断されグリペック服用を勧められました。CーKit、cd34は陽性で典型的なGISTの所見です。胃粘膜下の初発の腫瘍(3.2センチ)で術前検査では転移はみられません。手術で腫瘍は完全切除出来たと説明を受けています。個人的にはグリペック服用は止めて様子を見たいのですが?良きアドバイスをお願いいたします。
MYさんこんにちは。腫瘍径だけをみれば低リスクなのですが、こちらの表にもありますようにhttp://jsco-cpg.jp/guideline/03.html#2-chart02Ki-67(MIB-1)indexが10%を超える場合は腫瘍径に関わらず全て高リスクに分類されてしまいます。腫瘍径が3cm程と小さい事と、完全切除されている事などから、再発の可能性は低いと考えるか、多少なりとも再発の危険性があるならば安全策で行くと考えるか、と言う事になりますので、最終的な判断はご自分でなさっていただくしかありません。私達も一つでも高リスクの要素があるものを、再発の可能性はないので服用しなくても大丈夫です、とは言えません。申し訳ありません。予防的に服用することの利点については下記をご参照ください。http://www.gist.jp/qa/index.html#03_10
グリペック服用のメリットは担当医からお聞きし承知しておりましたが薬への耐性の問題が不安でした。特に大きな副作用も無く飲み続ける事に現状は問題ありませんので再発予防として服用を続けてみます。貴重なアドバイス有難うございました。