最近FDAパネルがVotrient(一般名pazopanib)を軟部肉腫治療薬と推薦しました。http://www.medicaldaily.com/news/20120320/9331/cancer-votrient-glaxosmithkline-sarcoma-fda.htmVotrientは2009年に腎臓ガンの治療薬とFDAの認可がおりていますが、最近 軟部肉腫治療薬とFDAパネルが11:2で推薦され、近いうちに正式にFDA認可がおりるだろうとのことです。この結果に至る治験にはGISTは対象に入っていなかったようです。昨日、LRGメールでサイエンス コーデイネーター J. Callさんの奥さんも含め5名のGIST患者さんがVotrientを服用し、またはし始め 2人は案外良い効果を得ているとのこと。 J. Callさんの奥さんはグリベック、スーテントは勿論、他の対チロシンキナセ(タイロシンカイネス)剤を服用し、この一年間Votrientを服用し、彼 女のGISTは安定化していると報告がありました。副作用は今まで呑んだ薬の内で一番楽なようです。 彼等はグリベック、スーテントそして他の薬に失敗し Votrient をOff Labelで服用されているようです。GSIのサイトにも書かれています。http://www.gistsupport.org/treatments-for-gist/emerging-treatments/tyrosine-kinase-inhibitors/pazopanib-votrient.phpPazopanib(商標名Votrient)は、血管内皮成長因子レセプター(VEGFR)、血小板から派生した成長因子レセプター(PDGFR)とKITを目標としている経口血管形成抑制剤です。
不勉強にも薬があればなんとかなると思っていましたが耐性や効かないことなどがあることをこちらで知りました。使える薬が増えるということはそれだけ治療に希望が増えるということですね。なかなか情報を得るのは私にとっては難しいので新しいことを教われるのは助かります。ありがとうございます。