前に参照紹介できなかったサイトを見つけました。 >> 1072 の下の [5697]
従来のRECIT CriteriaはCTで見られる主な腫瘍径(複数)の合計数値のみで薬の効果判断をしていました。(RECIT :Response Evaluation Criteria in Solid Tumors)
2007年にGIST治療で有名なM.D. Anderson Cancer Centerの診断放射線学教授Dr. Choiがイマチニブ効果の判断には腫瘍径のほかにCT画像で観察できる腫瘍内の密度も考慮すべきと提案し、GIST治療医界で受け入れられています。 このChoi CriteriaはCTとCT/PETを両方にて腫瘍のイマチニブ効果を確認しての提案です。
Choi Criteriaの詳細はここでは紹介しませんが、このリポートの原文は下で読めます。
http://171.66.121.246/content/25/13/1753.full
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17470866
はChoi Criteriaは従来のRECIT Criteriaよりイマチニブ(=グリベック)反応の腫瘍進行(TTP)を知るのに優れいると具体的な臨床結果を出し証明しています。
http://www.gistsupport.org/ask-the-professional/imaging-gist-response-to-treatment.php
これはGSIがDr. ChoiへのQ&Aです。
ここに書かれているなかで、私ら患者に有意義な部分を翻訳しました。
答え1(一部): “薬に反応しているか進化しているGIST腫瘍は、サイズ変化だけが必ずしも全てを示していません。反応している腫瘍患者のおおよそ70%は、腫瘍サイズ変化を示しませんでした。”
答え2c: 腫瘍がイマチニブに反応し、腫瘍サイズは腫瘍内出血により一時的に増大することがあります。 また、ミクソイド(myxoid)退化または(薬反応での)細胞壊死は同じ様に腫瘍サイズを増やすと考えられます。
(myxoid:粘液のような複合タンパク質)
質問4. 腫瘍密度減少がGIST薬反応の良好な徴候であると あなたの研究でわかりました。 これは、さまざまなGIST(初発、再発、転移)にとって言えますか?治療前の、または、治療中の細胞壊死の存在は、密度測定法使用で どのように治療に影響を及ぼしますか? (言い換えば、腫瘍内の壊死があなたが説くように、低密度に均一なにならないのでしょうか?)
答えa: はい。 それは、初発、再発、転移の腫瘍にあてはまります。
答えb: 腫瘍密度減少は、ミクソイド退化、つまり服用による壊死、薬に反応しての腫瘍内出血の退化などの結果です。処置の前に壊死をみとどけられる腫瘍において、この密度減少の応用は、難しい。(壊死していると代謝活動が見えないので、PETでも評価することは難しい。) しかし、殆んどの壊死したGISTは、主に端に起こりますが、固体的な構成要素を持っています。
質問7. 治療方向を決る手段と、いつPETスキャンは必要ですか? (「したら良い」との補助情報提供のPETとは対照的に)
答え: イマチニブ投与によるGISTの反応評価にPETの有利性は明らかです。
CT調査結果で明確な治療判断が出来ない時、また臨床所見とCTに相違がある時は、いつもPETが勧めらています。