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[12951] 減薬について ひろすけ - 2025/12/04(木) 20:14 -

先日病院に行ってきまして、先生に「体がだるいし3錠に減らせませんか?」と聞くと、「まあそういう人もいるからいいでしょう」とあっさりオーケーしてくれました。
ここでちょっと疑問に思ったのが、たとえば抗生物質などは指示された量を飲み切らないと菌に耐性が出来たりするときいたことがありますが、このGISTにはそういうことは当てはまらないのでしょうか?
こちらで常連の北加さんは2錠を飲み続けているとのこと。
少量でも薬が効くならそのほうが費用的にも副作用も少なくなるし、いいのだと思いますが、上記のように薬が効きにくくなったりするのでしょうか?

[12952] 私も、減薬中 ナース - 2025/12/06(土) 10:07 -

腎機能低下してから、現在グリベック2錠で続行しています。胃GISTで18年生存しています。途中2年位服用してませんでした。
昨日は、造影CTの結果を聞きました。乳がんも、術後転移ありませんでした。

[12953] 補足 ナース - 2025/12/06(土) 10:12 -

糖尿病もあり、現在はインシュリン注射と内服。
高血圧もあり、降圧剤も服用中です。

[12954] ナースさんご無沙汰しています ひろすけ - 2025/12/07(日) 09:55 -

お元気にされていますか。
相変わらず色々とご苦労されているようですね。
ナースさんのGISTは何リスクだったのですか?
僕は高リスクなのでちょっと心配なのですが・・
人によってはイマチニブが効かなくなってスニチニブにすすむ人もいますよね。そうならないかちょっと心配です。

[12955] 吐血からの ナース - 2025/12/07(日) 10:13 -

高リスクでした。
グリベック2錠でも、効果あるから、続行です。

[12956] 休薬より良い選択肢でしょう。 Sunny北加 - 2025/12/07(日) 11:48 -

ひろすけさん、

常連のSunny北加です(笑)。減薬承認良かったですね。休薬より良い選択だと思います。

ひろすけさんの質問、ちょっと調べました。
「細菌のDoubling time、倍加時間(世代時間とも呼ばれる)は、種や環境条件によって大きく異なり、最短10分から数時間、さらには数日かかることもあります。」「臨床的意義:臨床現場では、耐性は比較的急速に発達する可能性があります。いくつかの研究では、細菌はわずか11日で検出可能な耐性を獲得し始める可能性があり、多くの場合、典型的な7〜10日間の治療期間内に耐性を獲得し始めることが示唆されています。」と出てきました。ですから、処方された抗生物質全量をのみ、ばい菌を全滅させないと尚更悪くなるのでしょう。

GIST細胞も倍増中のゲノムクローニングの間違いで新変異が起こると読んでいます。GIST細胞の倍増時間は60日から100日と、比較的に長いですから、ばい菌のように短時間で新変異は起こらないでしょう。アジュヴァントでないGIST治験結果の過去リポートではイマチニブ服用開始2年後に耐性が起こると報告されていますが、私はこれはチョット変だと思っています。腫瘍径が1p以上に大きくならなければCTかMRIで再発確認ができません。60−100日の倍増時間のGIST細胞一個が変異し、1pほどの腫瘍に増大するには4.5年から7年かかるとの私の計算です。すなわち、イマチニブ耐性のGISTは服用前からもうすでに存在していた可能性が非常に高いことになります。

ひろすけさんのポストは300r服用にて再発が抑えられるか?との心配だと思いますが、Gnetで以前紹介したリポートを拾い読みしました。これは2012 年 12 月から 2015 年 12 月の間に日本STAR ReGISTryに登録された高リスク GIST 患者 515 名のアジュヴァントイマチニブ効果をアジュヴァントなしの患者と比較し報告した2022年のリポートです。
Long-term adjuvant therapy for high-risk gastrointestinal stromal tumors in the real world
https://link.springer.com/article/10.1007/s10120-022-01310-z
現実世界における高リスクGISTのアジュヴァントイマチニブ治療

このリポートの「イマチニブの開始用量は、375 人の患者では400 mg/日、31 人の患者では 300 mg/日、9 人の患者では 300 mg未満/日でした。」との文章をみつけました。そうです、一割近くの人が300rかそれ以下でアジュヴァントイマチニブ治療を始めたとの事です。服用開始後に減薬した患者さんも少なくないでしょう。Table 2に副作用詳細が書かれていますが、10.8%の患者さんがGrade3か4の副作用体験と書かれていますから、彼らは殆ど減薬されたと思います。(副作用 Grade 5 = 死です。)リポートには減薬された患者さんのアジュヴァントイマチニブ効果は特別に何も書かれていない、みつけられませんでした。

1日400r服用は重篤なGIST患者対象のグリベック治験結果で決められた服用量です。治験参加者は10p近くの腫瘍と、非常に高いTumor loads, 腫瘍量をもつ患者さんだったと記憶しています。アジュヴァントイマチニブの患者さんは CT/MRIで見届けられない1p未満の腫瘍量をもつ再発率の高い者です。この治験に比べ、千分の一、百万分の1以下の小さい、小さい腫瘍量に重篤なGIST患者さんと同量のイマチニブ服用の論理を疑う素人意見です。ひろすけさんの原発GISTが非常に活発性が高く、グリベックがあまり効かないゲノム変異でないかぎり、案外気楽に減薬してよいとの素人意見です。大切なのはDrug compliance, 必ず毎日のむ事だと思います。

ちなみに、私のイマチニブ服用はアジュヴァントではありません。良性食道腫瘍との診断での胸部内視鏡摘出手術でしたが、病理テストでGISTと診断されました。多分取り残しGIST腫瘍が増殖し、摘出手術7年後に術前ほどの大きさになりました。 それで、当時の新薬グリベックに賭けました。10年間400r服用後にCTでもMRIでも見つからなくなり、休薬を新治療医に奨められましたが、減薬にしてもらい、10年近くイマチニブ200r服用にてGISTが抑えられています。少なくともMRIに腫瘍の影が出てきません。私のGISTはExon11,Codon557−558WK欠失で、再発率最悪ですが、イマチニブ効果がよい変異です。それに有糸分裂速度、Mitotic rateがゼロ、見つからなく、活性度が低く、200rで抑えられていると思っています。もう日本人平均寿命も超えましたから、副作用に耐えて細長く生きるのでなく、痛くない日々を“One day at a time”と余生を楽しみたいと頑張っています。

[12957] いつもありがとうございます ひろすけ - 2025/12/08(月) 17:08 -

丁寧な資料やご意見本当にありがたいです。

北加さんもナースさんも2錠とのことですが、さすがに1錠ではまずいことになるでしょうか?
せこい話ですが、少しでも少ないほうが副作用も費用も楽になりますからね。

我々GIST患者の先駆者、大先輩としていつもでもお元気で長生きしてください。

[12958] ひろすけさんへ ナース - 2025/12/09(火) 09:42 -

再度、腎機能低下して休薬を勧めたら、グリベックを1錠にする提案もあるかと思います。




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