さらに、最近見つけた西田先生が筆頭著者のリポート Diagnostic and treatment strategy for small gastrointestinal stromal tumors 「小さなGISTの診断と治療戦略」 Cancer 2016 Aug https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC5096017/ にこのようにかかれていました。 “Although CT scans and magnetic resonance imaging studies are generally used to obtain information on large GI tumors, those modalities may miss smaller lesions, such as small SMTs and GISTs <2 cm. Therefore, such studies may not be quite so helpful for the workup for small lesions compared with EUS, except for lesions that exhibit extrinsic growth. Positron‐emission tomography (PET)‐CT scanning may be an option.”
「CT スキャンやMRIは一般に大きなGISTの情報を得るのに使用されますが、これらの検査法では2 cm 未満の小さな SMT や GIST などの小さな病変を見逃す可能性があります。そのため、外因性増殖を示す病変を除いて、これらの検査は EUS と比較して小さな病変の検査にはあまり役立たない可能性があります。PET-CT スキャンが選択肢となる場合があります。」
「とりあえずひと月飲んでみて様子をみてみる」の ひと月では? とちょっと引っ掛り調べました。 「イマチニブがGISTに効果がでる期間は?」との質問に [反応までの時間の平均は約3か月です] とGoogle AIが答えました。 AIが参照したリポートは: GIST tumors: Who should get imatinib and for how long? Adv Surg. 2014 https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4191869/ How is response to therapy optimally assessed? のパラグラフに書かれています。そしてPET/CTを使うようにと指摘されています。
また、イマチニブはGISTの先駆細胞、GISTステムセルには無効です。日本のGIST医師らの講演などを見て、まだ彼らから耳にしていませんが、UC San Diegoの研究医らはマウス実験でイマチニブ服用中に, 彼らはKit-lowと呼んでいましたが、GISTステムセルは増殖し続けると4年まえに報告しました。イマチニブを休薬すれば、増殖したGISTステムセルが悪性GISTと分化し、再発は必須でしょう。またイマチニブ服用続行にて、既存GIST細胞の新変異の予防効果も大変重要だと思います。