久しぶりの投稿です。ご存じの方がどの位か分かりませんが、お知らせします。
自分と同じグリベックを20年以上に渡って服用し、GISTと闘い続けた「サンライト」さんが8月にお亡くなりになっていました。喪中のはがきを頂いて分かりました。胃がんだったそうです。残念です。電話でお話したところ、昨年の8月に胃がんが発覚し、1年に渡り抗がん剤の治療を行いましたが本年8月に力尽きました。 自分たちグリベック長期服用者はもう一つ気を付けなければならない事として多重がんがあります。自分も70歳を超えて検診は続けていますが、GISTばかりに目が行って他のがんに注意を怠ってしまう場合があります。サンライトさんの場合見落としていて、発見からわずか1年でした。残念です。
サンライトさんはグリベックがまだ国内で保険承認される前から自費で輸入して服用していました。言わばグリベックの先駆者でした。発病が23年前?位か、横浜RFLや筑波RFLでよくお会いしてはお話をお聞きしたものでした。資金がつきて「もはやこれまで」の時に国内で保険適用となり命が救われた思いでした、と話していました。
この1年間は奥様との思い出をたくさん作り旅立ったとの事でした。
先日の新潟のマケルさん、サンライトさんと言いグリベック長期服用者が一人また一人とお亡くなりになりとても残念です。
ジスターズ初期からの患者仲間も、もう数えるほどしか残らず、寂しい思いですが、自分もまだグリベック服用18年!!70歳を超え、これからもジェネリックに変更して負けないで飲み続けていきます。
最近は高リスクの患者さんでも3年、5年で服用を中止して再発に見舞われる患者さんが多いようですが、グリベックはGISTを根絶するものではありません、進行にブレーキをかけているだけです。
フランスからのエビデンスでも服用を止めるべきではないようです。グリベックはまだまだ高価ですが、ジェネリックを適用すれば継続可能です。
高リスクの患者さんなら継続をお勧めします。
話がそれてしましましたが、サンライトさんをご冥福をお祈りいたします。