最近、Harvard大病院の炎症の危険性とその抑制方法との有料リポートの紹介メールが届きました。Harvard Medical School: Fight Health-Robbing Inflammation! with 7 Simple Steps健康を奪う炎症に戦おう! 7つの簡単なステップで炎症はがんのもととなると知られています。同時に多くの疾患の原因だとも書かれています。他の複数リポートによるとがんによる炎症を抑える事により がんの増殖を抑えられると読んでいます。このリポートは有料で購入していませんが、紹介文章のGoogle翻訳を多少編集しました。GISTの予後治療などに参考にしてください。“慢性的な軽度の炎症が心血管疾患、がん、2型糖尿病、その他の症状を引き起こすサイレント キラーとなる可能性があることが科学によって証明されています。世界で 5 人に 3 人が炎症関連の病気で死亡しているという事実は深刻な危険信号です。幸いに炎症に反撃できることはたくさんあります。がん、心臓病、糖尿病、認知症、または慢性炎症に関連するその他の症状の予防に、これらの 7 つのステップを生活に早く組み込むほど効果的です。“ステップ 1: 炎症を抑える食べ物を摂取する。この特別レポートは3 つの最良の食事の選択肢と炎症レベルを抑えるために不可欠な食品の「すべきこととしてはいけないこと」を紹介します。(リポートは買っていないので、ハーバード大学の別サイトによる食べ物選択を後に紹介しました。)ステップ 2: 動くこと! 炎症と闘うことで炎症レベルを下げるのにどれだけの有酸素運動が必要か (驚くほど少ない量です!)、また運動のしすぎが実際に炎症反応を引き起こす可能性があることもあります。ステップ 3: 体重の管理 炎症を促進する化学物質を生成する腹部の脂肪を減らすことに重点を置くための簡単な戦略を見つける。ステップ 4: 十分な睡眠 睡眠不足はエネルギーと生産性を奪うだけでなく、炎症を悪化させ、特に心臓の健康に危険をもたらします。(認知症予防にも重要です。)ステップ 5: 禁煙 専門家によると禁煙するとわずか数週間で炎症レベルが劇的に軽減される可能性があると。ステップ6: アルコールを制限 炎症に関してはアルコールは敵にも味方にもなります。少量のアルコールは効果があるかもしれません。(これも下で詳細を説明します。)ステップ 7: 慢性的なストレスを克服 慢性的なストレスは炎症の進行を引き起こし、関節リウマチ、心血管疾患、うつ病、炎症性腸疾患などの問題の再発を引き起こす可能性があります。がん、心臓病、糖尿病、認知症または慢性炎症に関連するその他の症状の予防を目的とする場合でも、これらの 7 つのステップを生活に早く組み込むほど効果的です。これら全てが中年以降に発症率の高い病気ですが、気になるのはがんです。下のサイトなどで確認しました。Inflammation and Cancer 2019 Jul-Sephttps://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6704802/「慢性炎症は、細胞の形質転換、促進、生存、増殖、浸潤、血管新生、転移などの腫瘍形成に関与するさまざまな段階に関連付けられています。」Does inflammation cause cancer? Learn the connection「炎症は癌を引き起こすか? つながりを学ぶ」https://www.cancercenter.com/community/blog/2023/12/does-inflammation-cause-cancerでも殆ど同様に書かれています。「以下の方法で不健康な炎症を防ぐことができます。 健康的な食生活をする 定期的に運動する 健康的な体重を維持する ストレスレベルの管理 アルコールを飲みすぎないこと 禁煙抗炎症作用のある植物栄養素を含む植物ベースの食品をより多く食事に加えたり、炎症を軽減する天然のプロバイオティクスを含むヨーグルトや味噌などの発酵食品をより多く食べるなど、小さな変化でも変化をもたらすことができます。 また,アスベストやシリカなどの発がん性物質も避けるようにしてください。」ハーバード大学の別サイトより炎症を引き起こす食べ物によると:以下の食品をできるだけ避けるか制限する事。•白パンやペストリーなどの精製された炭水化物•フライドポテトおよびその他の揚げ物•ソーダやその他の砂糖入り飲料•赤身の肉(ハンバーガー、ステーキ)および加工肉(ホットドッグ、ソーセージ)•マーガリン、ショートニング、ラード抗炎症食は: トマト オリーブオイル ほうれん草、ケール、コラードなどの緑葉野菜 アーモンドやクルミなどのナッツ類 サーモン、サバ、マグロ、イワシなどの脂肪の多い魚 イチゴ、ブルーベリー、チェリー、オレンジなどの果物アルコール摂取量につきGoogle検索結果:アルコールは、摂取量に応じて、抗炎症作用と炎症促進作用の両方をもたらす。 適度な飲酒は抗炎症効果をもたらす可能性があるが、過度の飲酒は炎症を悪化させ、多くの場合自己免疫状態を悪化させる可能性がある。適量とは、女性の場合は 1 日あたり 1 杯、男性の場合は 1 日あたり 2 杯までと定義されている。 1 杯の飲み物は、350tの通常ビール、150tのワイン、または 45t の 80 プルーフ ウィスキーとみなされます。(これらは1 杯平均18ccの純粋アルコールとの算出になります。) 12%のアルコール量の日本酒だと150tです。
2022年に胃ジストが判明し手術で切除しました。術後どういったことに気をつければいいのか具体的にわからなかったので、とても参考になりました。ありがとうございました。
> sunny北加さん 昨年末に胃粘膜下腫瘍と言われ、ユーチューブを含めたネットでは、悪性のジストがほとんどとの情報で、すごく不安になりました。 sunny北加さんの過去の投稿を見てこの不安から逃れることができました。有難うございました。http://bluekobaton.seesaa.net/article/501961072.html
きのこさん、Bコバトンさん、ご親切なコメントありがとうございます。“ありがとう” が唯一の代償ですから、皆さんにお役にたてばとポストした甲斐があったと嬉しいです。同じような内容の日本語サイトをみつけました。【いまさら聞けないがんの基礎 2】がんと慢性炎症の関係とは?https://www.thermofisher.com/blog/learning-at-the-bench/cancer2/炎症を予防するために食べるべき食品、避けるべき食品19https://www.elle.com/jp/gourmet/gourmet-healthyfood/g42732673/food-for-inflammation-23-0224/一般的な消化器の癌は外からの刺激、すなわち食べ物の原因による炎症が癌に進化すると読んでいますが、GISTは消化器の粘膜下のInterstitial cells of Cajal、カハール間質細胞のがん化が原因だと読んでいます。カハール間質細胞は食べたもの、消化されたものの存在を感知し、消化器筋肉を刺激し、消化と共に食べ物を下部に送る蠕動運動を起こさせる神経的な働きをもつ細胞です。食べたものに直接接触しないカハール間質細胞のゲノム変異が原因でがん化するようです。明確な文献は読んでいませんが、外的刺激によるものでなく、内的な理由でのGISTの再発、発展にも炎症がかかわっていると考えます。炎症を抑えれば、GIST再発、発展も抑えられるのではとの素人意見です。このHarvard大病院の「5 人に 3 人が炎症関連の病気で死亡」との厳しい言葉ですから、慢性炎症を抑える事は大切だとおもいます。