1.8cmほどの胃粘膜下腫瘍がみつかりました。どうもGISTっぽいという医師の見解です。辺縁不整、下が末広がりな形をしているもので、EUS-FNBをし、GISTと確定すれば手術予定なのですが、この場合EUS-FNBを手術前にする必要があるのでしょうか。チャートでみると、”悪性初見(辺縁不整)ありor EUS-FNBでGISTの場合は手術”となっており、”悪性初見 and EUS-FNB”のパターンがなく、破裂などのリスクがあるなかEUS-FNBをすることにとても不安を感じています。アドバイスがあればぜひお聞きしたいです。
胃の粘膜下腫瘍で1.8cmほどですので、画像から病名を推測はできても、確定することは非常に難しいと思われます。GISTだと思ったら別の腫瘍でしたというのはよく聞くお話です。例えば非常に似ている腫瘍でNET(神経内分泌腫瘍)であった場合は、悪性度にもよりますが、リンパ節郭清が必要な場合があります(GISTではまずリンパ転移はないので、手術には含まれません)以前この掲示板だったと思いますが、GISTだと思って手術したらNETだったという方がいらっしゃいました。その方は追加でリンパ節郭清の手術をされたそうです。そういった間違いを起こさないためという意味でも、事前の生検はできるだけ受けておいた方が安心かと思います。ただ1.8pという大きさですと微量のサンプルしか取れませんので、確定診断はあくまでも術後の病理検査を待ってという事にはなります。
GISTという名前も初耳で情報を集めるのに苦戦するなか、この掲示板からの返信はとてもありがたいです。GISTでなかったとしても手術で切り取り、その後その摘出腫瘍から診断をした方が確実なのではないか。と疑問をもっておりましたので、他の腫瘍の可能性について全く考えていなかった私にとって、事前に生検することへのポジティブな意見をいただけたのは大きいですね。ありがとうございました。