●過去記事検索
(キーワードを記入してください。)
 

GIST患者のための情報ページ
 
GISTERS.netのご案内 

その他の情報
 
   
 
 
[12226] 【先進医療】胃粘膜下腫瘍の内視鏡的胃局所切除術について。 スヌーピー - 2023/06/10(土) 18:01 -

はじめまして。関西在住のスヌーピーと言います。

表題の件ですが、
胃粘膜下腫瘍の「内視鏡的胃局所切除術」が 2020年9月に先進医療Aとして承認されて、全国で行われていると思いますが、

約3年の間に、全国でどれぐらいの実績があり、
大阪で言えば、大阪国際がんセンターで実施されていますが、どれぐらい行われているのでしょうか?

実際に先進医療を受けられた方や知り合いに受けられた方、いらっしゃいますか?


情報がほとんどなく、こちらに
投稿させて頂きました。
よろしくお願い致します。

[12227] ネット検索結果です。 Sunny北加 - 2023/06/12(月) 14:21 -

スヌーピーさん、

胃ではありませんが、胃のすぐ上の食道GISTを当時先端技術だった胸部内視鏡で1997年に摘出してもらいました。食道の腫瘍摘出術は他の臓器に比べ一番難しく、危険だと言われています。4日の入院と1週間の家での安静後に何もなかったように仕事に戻りました。

ネット検索し、下二つのメタアナリシス(過去のリポートを総合的に統計分析)したリポートをみつけました。両者とも2017年のものです。
Laparoscopic resection of gastrointestinal stromal tumors: Does laparoscopic surgery provide an adequate oncologic resection?
GISTの腹腔鏡下切除: 腹腔鏡手術は適切な腫瘍切除を提供するか?

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5605344/

概要をGoogle翻訳しました。
消化管間質腫瘍 (GIST) は、消化管のまれな腫瘍です。 非転移性疾患の主流は依然として外科的切除です。 しかし、腹腔鏡手術を使用して適切な腫瘍切除を行うことができるかどうかについては、依然として議論の余地があります。 これは、現在の文献を徹底的にレビューしたもので、特に大きな GIST に対する腹腔鏡手術の使用と、開腹手術の結果と比較した長期の腫瘍学的転帰に注目しています。 腹腔鏡下切除術は、5 cm を超えるサイズを含むあらゆるサイズの GIST に対して適切な腫瘍学的結果をもたらします。

Meta-analysis of laparoscopic vs. open resection of gastric gastrointestinal stromal tumors
GISTの腹腔鏡下切除と開腹切除のメタアナリシス

https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0177193

結論
開腹手術と比較して、腹腔鏡下手術は良好な短期的な術後転帰をもたらし、長期的な腫瘍学的転帰を損なうことはありません。 5cmを超える胃GISTの場合、患者の選択と術中の決定が慎重に考慮された場合、腹腔鏡下と開腹の間に有意差は検出されなかった。

詳細はGoogle翻訳をしてください。

下はアメリカのNCCNの2023年のGISTガイドラインの部分的な翻訳です。

前向き研究は不足しているが、少数の患者群と遡及的分析に基づく文献報告では、腹腔鏡または腹腔鏡補助下切除が可能であるだけでなく、再発率が低く、入院期間も短く、罹患率が低いことも証明されている。 19件の研究(GIST症例n = 1060)のメタ分析では、開腹術と腹腔鏡を用いたGIST切除術の長期転帰に差はなかったが、腹腔鏡アプローチは失血量が少なく、合併症率が低く、入院期間が短いことが明らかになった。

腹腔鏡アプローチは、胃の前壁、空腸、回腸などの解剖学的に好ましい位置にある選択された GIST に対して考慮される場合があります。偽カプセルの保存や腫瘍破裂の回避など、完全な肉眼的切除と同じ手術原則を腹腔鏡手術中に従う必要があります。ポート部位への流出や播種を避けるために、切除サンプルは腹部からビニール袋に入れて取り出すべき。

これらには明記されていませんが、腹腔鏡手術は、GISTの特徴を熟知した経験豊富な外科医にしてもらうことが、特に再発、播種防止に大変重要だと思います。

[12228] 先進医療A 義男 - 2023/06/12(月) 17:58 -

全国で【先進医療A】として実施されている医療機関の情報はこちらで確認することができます。
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/kikan02.html
実施数については、各医療機関のHPを確認していただくしかないかもしれません。

ただ日本では腹腔鏡・内視鏡合同手術(LECS)が保険適用になっていますし、腹腔鏡手術も機器や技術の向上により、5センチ以上の腫瘍に対しても適応できるようになってきています。

治療を受けるために調べられているのでしたら、保険が適用されているものも、選択肢として考えて良いのではと思います。

[12229] 大阪国際がんセンター kim - 2023/06/14(水) 10:53 -

HPにとてもわかりやすいページがありました。
問合せ先も明記されていますのでご活用いただけるかと思います。
https://oici.jp/center/news/2204/

[12230] Re スヌーピー - 2023/06/17(土) 11:06 -

■Sunny北加様
いつもアメリカの詳細なデータや文献の翻訳等々、大変勉強させて頂いております。
昔の書き込みもよく読ませて頂いてまして、本当にありがとうございます。

今、胃体上部に胃粘膜下腫瘍(約12〜16ミリぐらい)があり、数年の経過観察を経て、「精査」となり、色んなことを考えてしまいまして・・
改めて、私の胃粘膜下腫瘍について、掲示板に書きたいと思います。
その時は、ぜひご意見をお聞かせ下さい。


■義男様
ありがとうございます。
はい。未だ、精査中で、手術の話には、なっていないのですが、
やはりまず保険適用から考えた方がいいんでしょうね。 LECSなどの腹腔鏡と比較して、先進医療は、内視鏡だけで切除できるとの事で、体への負担も軽減されるのかな?とか・・只、先進医療の仕組みも未だ、良くわかっておらず、一応先進医療の保険に入っているとはいえ、かなりの金額がやはり必要になってくるのかな?とか未だ、調べているところです。 

■kim様
探して頂きまして、ありがとうございます。
手術となりましたら実績などを含めて、聞いてみようかと思います。




このレスは↑上記の投稿への返信になります。内容が異なる場合はブラウザのバックにて戻ってください

投 稿 欄
お名前(必須)
題名(必須)
内容(必須)
メール
URL
削除キー(推奨) 項目の保存
Number
Pass
管理人へ連絡
SYSTEM BY せっかく掲示板