はじめまして。先日GISTの手術を経口内視鏡で終えました。色んな方の体験談を読ませていただいたところ、内視鏡での手術は殆ど見かけませんでしたので、参考になればと投稿いたします。2021年3月に受けた胃がん検診で、3センチの胃粘膜下腫瘍を指摘されました。そもそも11年前から小さな腫瘍があり、経過観察してきたのですが、この3年間胃カメラをサボっていた間に大きくなったようです。ちなみに全く無症状でした。4月に近所の大学病院でCTと超音波内視鏡、しかしはっきりしないからと一泊検査入院してEUS-FNA、GISTと確定しました。その間、色々とこの病気について調べているうちに、胃粘膜下腫瘍の内視鏡切除に関する研究会の記事を目にし、私の腫瘍は胃の内部に突出していること、サイズもそれほど大きくないことから、経口内視鏡で手術できるのかも、それなら体に負担が少なくて済むと思い、内視鏡手術を積極的に行っている都内の病院に転院しました。検査をした大学病院では内視鏡では無理、基本は腹腔鏡、希望であればLECSも可能と言われました。5月終わりに転院先で初診、大学病院のデータを元に、多分内視鏡でできると思うと言っていただき、もしもの場合に備え、外科医の腹腔鏡スタンバイ下で手術をすることになりました。医師によれば内視鏡での手術はかなりの技術を要し、行ってる病院はまだまだ少ないとのことでした。6月後半手術、無事内視鏡のみで取っていただきました。被膜の損傷もなくキレイに取れたそうです。術後は、お腹に傷がないので皮膚の痛みがないのは当然ですが、胃の中も全く痛みがなく、ほんとに手術をしたのかと思うくらい順調な入院生活でした。ただ腹腔鏡スタンバイのため全身麻酔でしたので、その副作用が半日辛かっただけです。そして、心配していた退院後の病理検査の結果は、27ミリの低リスクで治療の必要なし、完治ですと言われました。担当医師は再発リスクはゼロに近いけれど、念の為、半年もしくは1年後でもいいので検診受けたらいいよと。それだけ?と、嬉しさとともに何だか拍子抜けでした。聞き慣れない病気になり、初めての手術、調べれば調べるほど不安にかられた3ヶ月でしたが、医師に恵まれ、最初から最後まで痛みも症状もなく治療が終えられて、何とラッキーなことかと思います。何年も経ってからまさかの再発の話も目にし、完全に安心してはいませんが、これからはもっと健康に留意し、検診もしっかりとしていこうと思っています。こちらの掲示板でたくさん勉強させていただき感謝しております。長々と失礼いたしました。
Manlyさん様々な条件があるとは思いますが、胃の内側へ発育しているGISTには有効な術式だと思います。とてもよく調べられていて感服いたしました。書き込みから少し間が開いてしまいましたが、とても貴重な体験談だと思いコメントさせていただきました。
奥Gさまご返信ありがとうございました。今回のことで、無症状でも定期的な健診を受けることの大切さを思い知らされました。経過観察=問題なしと勝手に思い込んでおり、腫瘍の増大など想像してなかったので、3年空いたけれど大丈夫でしょとたかをくくってましたから。これまで病とは無縁でしたので、病気になってみないとわからないことが沢山あると思いました。