始めまして。
妻が健康診断を受けた際にGISTが見つかり、
手術しました。
検査の結果、リンパ節への転移があったそうで
予防的にグリベックを飲むことになりました。

病院についてですが、私が4月から転勤することに
なっており、手術をした病院から
離れてしまうことになります。
多少遠くても、GISTで有名な先生の
いらっしゃる所に通うほうがいいのでしょうか？
手術は終わっており、あとは抗がん剤を飲みながら
定期的に検査、という状態なので、通院がしやすい所の
方がいいのか、悩んでいます。

エールさん、
GIST歴25年近くのシニアーです。
リンパ線へのGISTの転移は非常に稀と読んでいます。
ネット検索し、数本のリポートが出てきましたが、あまり最近のもの、また総合的な治療法は見つかりませんでした。

その一つは2011年、ドイツ発のGISTリンパ線転移二件のリポートですが、その要約の最後の文章が大変気になります。
Extraabdominal Lymph Node Metastasis in Gastrointestinal Stromal Tumors (GIST)

消化管間質腫瘍（GIST）における腹腔外リンパ節転移
https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs11605-011-1464-3

These two cases demonstrate that extra-abdominal node metastasis may rarely occur in GIST, either initially or in the setting of widespread disease. In selected cases with confirmed or suspected lymph node metastases, lymph node dissection should be considered. Metachronous extra-abdominal lymph node metastasis represents a late event in high-risk GISTs and cannot be controlled by drug therapy alone.

これらの2つの症例は、GISTの腹部外リンパ節転移は稀に起こり、初期または広範囲の疾患の状況の可能性があることを示しています。 これらリンパ節転移が確認または疑われる特定の症例では、リンパ節郭清を検討する必要があります。 異時性の腹腔外リンパ節転移は、高リスクGISTの晩期イベントであり、薬物療法だけでは制御できません。

次は2013年の日本発のリポートです。
The association of VEGF-C expression with tumor lymphatic vessel density and lymph node metastasis in patients with gastric cancer and gastrointestinal stromal tumor.
胃癌およびGISTの患者におけるVEGF-C発現と腫瘍リンパ管密度およびリンパ節転移との関連
https://europepmc.org/article/med/23574654

結論は：
これらの結果は、VEGF-Cの発現が腫瘍のLVDおよびリンパ節転移に関連していることを示しており、VEGF-Cがリンパ管新生を介したリンパ節転移において重要な役割を果たしていることを示唆している。 GISTがリンパ節に転移することはめったにないという臨床的観察は、VEGF-C発現の欠如に依存している可能性があります。

私がこれらリポートを参照した理由はGISTのリンパ線転移は非常に稀であり、治療法も確率されていないようなので、GIST治療に熱心でGISTに詳しい治療医に診てもらうことを強くお勧めします。

>Sunny北加様

アドバイスありがとうございます。
GIST自体が希少がんであることに加えて、リンパ節への転移は非常に稀と聞いており、正直に言って不安でたまらないのですが、私まで不安がると妻の精神に大きな負担がかかりそうで、自分に言い聞かせるように大丈夫だよ、心配ないと言っている毎日です。

今から先生に紹介状を書いていただく段階ですが、詳しいところ最優先でお願いしてみようと思います。
本当にありがとうございます。