始めて投稿させていただいきます。
去年の５月に主人が小腸Gistになり１２センチ大の腫瘍
他の臓器を巻き込んでいた為、手術できませんでした。
腹膜播種もあります。すぐにグリベックを飲み始め3ヶ月後のCTの画像では６センチまで縮小しましたが今日のC T画像では数ミリ増大してしたったので、今日からスーテントに切り替えます。
これは野生型なのでしょうか？
野生型だとスーテントが効く期待がもてるのでしょうか？
先程、希少がんセンターへのセカンドオピニオンの予約をお願いしました。

こてむぎさん、

GIST歴24年のシニアーです。

3ケ月間にグリベックで半分のサイズに縮小したとのこと、なりよりです。殆どのワイルドタイプGISTはグリベックに反応しないですから、この縮小はワイルドタイプでない事を証明していると思います。またスーテントもワイルドタイプに効かないでしょう。

CTで測れる腫瘍径は多少のエラーがあると思いますが、本当に増大したのであれば、腫瘍が前回からどのように変形したかはCT画像で解るはずで、これは重要な情報だと思います。ご主人のGISTは12�pまでおおきくなっていますから、グリベックが効かない二次変異がもうおこっている可能性が高いでしょう。初期の12�pから6�pに縮小したのはグリベックが良く効くExon11の変異の細胞腫瘍でしょう。しかし、グリベックが効かない二次変異の細胞腫瘍は増殖を続け、その部分が大きくなったとの憶測です。だと腫瘍形は親里芋に子芋がついたようにいびつに重なったような形になっていると想像しますが。

Secondary mutations in the kinase domain of the KIT gene are predominant in imatinib‐resistant gastrointestinal stromal tumor
「殆どのイマチニブ耐性GISTは KIT遺伝子のキナーゼドメインの二次変異である」
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/j.1349-7006.2008.00727.x
は西田先生が筆頭著者の2008年の25人の進行したGIST患者さんの詳細データ提示リポートです。
この中に15人の小腸原発のGIST患者さんのうち13人はExon11原発ですが、二次変異は
Exon13は3人、Exon17は6人、Exon16＋17は1人、そして”なし”は見つからなかったか、調べなかったか、それともWild Typeか確認できませんが、3人です。

Wild Type GISTの増殖度は比較的に低く、グリベックが効かないと読んでいます。また二次変異をほどんど起こさないと読んだ記憶があります。二次変異の可能性はExon13, 14か17です。スーテントはExon13, 14に効果がありますが、Exon17には効きません。もしExon17であれば、スチバーガが殆ど効くようです。
https://www.researchgate.net/figure/A-chemical-structures-of-sorafenib-and-regorafenib-B-graphical-comparison-of-the_fig2_225186519
の Figure 4 画像をスクロールダウンして見てください。

こてむぎさん、セコンドオピニオンを得る事を強くお勧めします。

Sunny北加様、わかりやすいご返信ありがとうございます。ワイルドタイプではないみたいですね。
主人はグリベックの副作用は殆どなく普通の生活をしていたので、このままグリベック飲みた続けたかったのですが。

セカンドオピニオンですが、国立がんセンターのGist専門の平野先生に来週診察していただけることになりました。

こちらの掲示板で、とても勉強になり励まされています。ありがとうございます。