小腸原発GISTで摘出手術1年後にイマニチブ服用で3年になります。男性でイマニチブを服用されている方で、PSA検査が高い値だった方はいらっしゃいますでしょうか?私のイマニチブの副作用として、自分で思い当たるのは、「爪、皮膚が弱くなった。」「感染症への抵抗力が下がった。」「瞼の腫れ。」「筋肉痛。」「歯が弱くなった。」あくまで、個人的な感覚ですので、加齢と言われても仕方がないところもございますが、様々なところに炎症が起きますもので、イマニチブがPSA検査の値に影響があるのでは?と思いまして、書き込みさせて頂きました。
ヨッヘンさん、もう16年以上グリベック、今はイマチニブを服用している高齢者です。PSA値は加齢に応じて上昇すると読んでいますが、私のはそれほど上がっていません。ヨッヘンさんの質問に興味をもち、ネットを調べ、2019年の三重大とシカゴ大学の泌尿器科医師らのリポートを見つけました。Tyrosine kinase inhibitor therapy prescribed for non-urologic diseases can modify PSA titers in urology patientshttps://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30370673/#affiliation-1「非泌尿器疾患に処方されたチロシンキナーゼ阻害剤療法は、泌尿器科患者のPSA力価を変化させる可能性がある」結論:ニロチニブは、非泌尿器科の適応症の治療を受けている患者の血清PSAをダウンレギュレートし、臨床的に有用なマーカーを潜在的に覆い隠します。イマチニブも同様の、しかしより小さな効果を除外することはできません。 ニロチニブとイマチニブは両方とも、PCa細胞株におけるARとPSAの発現を減少させ、ニロチニブの効果は低用量で顕著でした。 泌尿器科医は、PSA数値に対する他の疾患に提供される薬剤の効果を理解し、突然の変化が根底にある前立腺疾患を反映していない可能性があることに注意する必要があります。概要だけで詳細は解りませんが、この結論によるとイマチニブはPSA数値を下げる効果があり、実際の前立腺の増大も含める疾患を反映しないかも知れないですから、PSA値が急に増大したら要注意だと思います。医師と良く相談してください。
Sunny北加様お返事頂き、ありがとうございます。返信が遅くなりまして申し訳ございませんでした。論文読ませて頂きました。イマニチブに、PAS数値を下げる働きがあることから考えれば、そもそも、その推移を定期的に監視する必要があるうえに、割り増し的な要素も加え、考えねばならないということですね。前立腺がん自体は進行が遅く、(楽観はできません。進行が早いものもあるそうですので。)更には80才以上男性の40%が、罹患する癌と聞いております。これを軸に考えれば、イマニチブを生涯飲み続けなければならない私にとって、もしこれに罹患しても、PAS監視療法を以て、投薬による治療は避けねばならないと考えております。同時に主治医とよくよく相談していかねばならないと思いますが。いつも適切なアドバイスを頂戴しまして、本当に感謝致しております。ありがとうございます。