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[10391] 治療方針 やすお - 2019/04/29(月) 21:07 -

はじめて投稿します45歳男性です。2016年小腸原発(腹膜播種あり)切除後グリベック2年で耐性腫瘍発生、現在スーテント中ですが、先日PETで直腸付近に活性腫瘍が出ているため5月末にも切除すべきとセカンド医師より告げられました。当然主治医へ手紙も書いていただき情報共有しているのですが、主治医はCTでサイズを見てから決めるべきで、播種しているので切るのはどうかと思う。とコメントされました。私自身も切って綺麗になるのであれば切ってしまいたいですが、スチバーガを試してみたいとも思います。それぞれの方針についてどのように考えれば良いかアドバイスをお願いします。

[10394] GIST専門医に受診してみて下さい。 YURIMARI(父) - 2019/04/30(火) 23:39 -

YURIMARI(父)といいます。
「グリベック耐性後の治療」は専門医でも判断が難しいとされているようです。
先日、中部患者会では外科医の稲葉先生の講演のレジュメには
「・再発GISTに対する集学的治療としての外科治療の位置づけ
〜速やかに薬物療法に移行できる合併症のない安全かつ体の負担の少ない手術を体現」
とあります。
つまり、やすおさんが現在「スーテント耐性」であれば、外科手術で対応したとしても、いずれはスチバーガの服用が必要となって来ると考えられるので、それを前提に手術の是非を検討することが必要ということだと思います。
そこから考えると「手術を推奨するセカンド医師」は専門医ではないのでは?と私は考えてしまいます。
但し、手術の是非の判断は難しいところですので、アドバイスとしてはありきたりですが「GIST専門医にセカンドオピニオンを受ける」ということになります。
多くの方が希少がんホットライン
https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/
を使って西田先生のセカンドを受けられているようなので、検討されたらいかがでしょうか。

[10395] 慎重な判断 奥G - 2019/05/01(水) 14:46 -

ここでの過去の例をみても、担当医が手術を勧めるのに対し、GIST専門医が否定、もしくは慎重な判断をするよう促すのが普通です。今回はその逆のパターンですね。

あくまで私の勝手な想像ですが、どのように考えるかを書いてみます。

http://jsco-cpg.jp/item/03/algo.html#gist_algo_5
こちらの「注釈d」にも限局的な耐性腫瘍を摘出してもPFS: 無増悪生存期間の延長はごく短期間、との記述が見られます。ただこれは肝臓転移など血流に乗っての転移の場合で、すでに播種している腫瘍が2次変異によって再燃しているのであれば、別の見方もできるように思います。

今はスニチニブがとても良く効いていて、耐性腫瘍は一箇所だけで、切除にかかる負担も小さくて済み、速やかにスニチニブの再服用が可能、という事でしたら一考の余地はあるかもしれません。

うまくいけばスニチニブ継続で、しばらくは安定期に戻れる可能性もある・・・セカンドの医師はそう判断し、手術を勧めていると思われます。

担当医はサイズを見て判断、との事ですが、ある程度の大きさであれば、すでに転移している可能性も考えなくてはなりません。手術による中断期間も考慮する必要がありますし、どれ程の手術になるかで判断したいという意味もあるかと思います。

私や家族が同じ状況になったとしても、ここはとても迷うと思います。さらなる意見を求めるというのも一つの手ではあると思います。

[10396] 迷い やすお - 2019/05/01(水) 18:21 -

YURIMARI(父)様、奥G様アドバイス有り難うございます。まずセカンド医師は肉腫を専門にしている本掲示板でも名前を見かけたことのある医師ですので信頼はしています。ただ、今回はサードオピニオンも含めて考えるべき時ですが、場合によってはさらに迷うことになるかもと悩みます。例えばですが、まずスチバーガを服用し耐性が出たらグリベック、スーテント、スチバーガの耐性腫瘍を出来る限り切除しグリベックに戻る様なことはできないのでしょうか

[10397] ここは慎重に 奥G - 2019/05/02(木) 11:04 -

私も医師ではありませんので、確かな回答ではないとご承知下さい。あくまで個人的な考えです。

YURIMARI(父)さんも書かれていますが、再発腫瘍への外科的介入は、その後に薬物治療ができる事を前提にしていると私は理解しています。
スチバーガまで内服して耐性となった時、耐性腫瘍が1箇所だとは限りません。もし広範囲になった場合には、手術自体の難易度が高くなりますし、術後にすぐ違う腫瘍の再燃や新たな転移巣が出てくるかもしれません。これが耐性腫瘍だった場合、有効な薬物が残っておりませんので、治療自体が窮地に立たされてしまいます。

今回に限っては、手術で耐性腫瘍を切除することで、スーテントの継続でしばらくは大丈夫なのではないか?という仮説が成り立つか?成り立たないか?がポイントですが、かなり思い切ったご提案だとは思います。セカンド医師はT先生でしょうか? 確かに腹部の軟部肉腫でしたらここは手術でしょうし、T先生のグループでは実績もあります。

考えていただきたいのは、今回手術を受けるとしても、それは大きな賭けだと言うことです。万が一続けて耐性腫瘍が出てきてしまった場合は、速やかにスチバーガへの移行となりますし、その際身体への今回の手術の影響がないとも言い切れません。あくまで他に耐性を疑う腫瘍がなく、身体への侵襲が少なくて済む手術だった場合に限り手術が考慮されると私は思います。ここは慎重な判断が必要だと重ねて申し上げておきます。

[10430] 報告 やすお - 2019/05/08(水) 19:44 -

種々のアドバイスを頂き有り難うございました。先日、サイズ確認のCTを受け、結果は8mm。主治医からは今切除すべきでないと診断され、セカンドのT先生も腫瘍以外の可能性もあり経過観察で良いだろうと両氏同一見解となりました。皆様のアドバイス後に色々と考え、切除は避けたい思いも強くなっていたこともあり不安は残りますが、まだまだスーテントと付き合っていきたいと思います。




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